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1打差5位発進の池田勇太、顎の手術経て復活の道!肩2センチ下がり腕は3センチ伸びた…2年前に「顎偏位症」判明

スポーツ報知 / 2024年7月5日 5時30分

11番、ティーショットを放つ池田(カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第1日(4日、岐阜・富士C可児C志野C=7164ヤード、パー71)

 通算21勝で2009年大会王者の池田勇太(38)=フリー=が7バーディー、2ボギーの66で回り、5アンダーで首位と1打差の5位で発進した。22年6月頃から首や足、顔などの痛みに悩まされ「顎偏位症」(がくへんいしょう)が判明。3月に顎の手術を受け、今季はミズノオープン(5月、47位)以来、レギュラーツアー2戦目の参戦。ツアーの看板選手だった男が復活の道を歩み出す。蝉川泰果(23)=アース製薬=ら4人が65で首位。

 池田は最終9番で1メートルのバーディーパットを沈めると、声援に右手を上げて応えた。8番も2・5メートルを沈め連続バーディー締め。「上がりは良かった」と気温31・5度の強い日差しの下、汗を拭った。

 昨年シードを初めて手放した。22年から悩まされた「顎偏位症」の影響が大きかった。今年3月に手術を受けた後、肩が2センチ下がり、腕は3センチ伸びていたという。パターを短くするなど調整を重ねるが、今回も「細工をした」とアイアンのグリップをバックライン(グリップの裏側の盛り上がった部分)のないタイプのものに初めて替えた。

 「今まで打っていた感覚とは180度違うので、クラブ選びも難しい」と試行錯誤しながら「アイアンショットがかなり良かった」と奏功。パーオン率約72%を記録した。「少しずつ振れるようになり、思うような距離が出せるようになってきた。今は8、9割まで打てるようになってきた」

 14年日本オープン優勝の資格で出場する今大会。5月のミズノオープン以来のツアー2戦目だ。日本プロは09年にツアー初優勝した思い出深い大会。「随分、古い話ですよ」と取り合わなかったが、38歳の実力者が復活ののろしを上げる。(岩原 正幸)

 ◆顎偏位症とは 下顎の位置が正常の位置からわずかに偏る状態のこと。頭痛、肩こりなど体に異変をきたす症状が出る。池田の場合は、股関節などに痛みが広がり、発症後の22年10月頃には矯正器具を口内に装着して試合に臨んでいた。

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