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「一番うれしい」巨人・戸郷が初の選手間投票でオールスター選出 対戦熱望のソフトバンク・近藤に「全球いきたい」球種は

スポーツ報知 / 2024年7月5日 5時5分

5日の登板に向け、キャッチボールで調整する戸郷(カメラ・宮崎 亮太)

 巨人・戸郷翔征投手(24)が4日、「マイナビオールスターゲーム2024」(23日・エスコン、24日・神宮)の選手間投票で選出された誇りを胸に、快投でチームをけん引する決意を示した。4年連続4度目の出場だが、選手間では初選出で、「一番うれしいと言っても過言ではない」と感謝。先発する5日・ヤクルト戦(神宮)へ向けても「明日勝って、いい思いでオールスターを迎えられたら」と全力を尽くす。チームはこの日は試合がなく、阪神が敗れたため3位タイに浮上した。

 戸郷の胸に、大きな喜びの思いがあふれた。ともにグラウンドで戦う男たちから74票集まり、2位の阪神・才木や3位のDeNA・東らを抑えて球宴選手間投票(セ・リーグ投手)選出。4年連続4度目の出場だが、過去3回はいずれも監督推薦で、「選手間は一番うれしいと言っても過言ではないですし、すごくありがたいです」と笑顔を見せた。

 一流選手が集まる舞台では、他球団選手との会話などで収穫も多くなる。その中で対戦を熱望するのは、今季打撃3部門でリーグトップクラスのソフトバンク・近藤。「いい球も簡単に見逃しますし、悩まされる選手。WBCでもすごかった。対戦して分かることもたくさんありますしね」とし、対戦がかなえば「全球、真っすぐでいきたいですけど、打たれると思うので迷っています」と思案中だ。

 夢舞台を目いっぱい楽しむためにも気分良く、自身もチームもいい形で前半戦を戦い終えて臨みたい。開幕から金曜の登板を続ける今季は5月24日・阪神戦(甲子園)でノーヒットノーランを達成するなど6勝4敗、防御率1・98。5日・ヤクルト戦(神宮)に先発予定で、もし球宴2戦目に登板となれば舞台も同じなだけに、「明日勝って、いい思いでオールスターを迎えられたら」と見据えた。

 チームは最近7戦、白星と黒星が交互の「ヌケヌケ」で、エースが勝てば連勝で6月10日以来、約1か月ぶりの複数貯金も刻まれる。セで今季唯一、負け越しているのがヤクルトだが、神宮では3勝1敗で、右腕も5月10日に7回無失点で白星。「ムネさん(村上)もサンタナ選手もオスナ選手もいい打者ですし、他にも長岡選手だったり、いい打者が多い。対策を練って抑えられたら。長打がなければ一番」と表情を引き締めた。

 G球場での最終調整では照りつける太陽の下、ダッシュやキャッチボールを行い、夏の屋外登板へ入念に準備した。球宴までは残り3登板が見込まれる。「一つでも(多く)勝つことがチームの順位を上げることもそうですし、意識しながらやりたい。『0』を並べるとか、最少失点で抑えることをやっていけば、おのずと勝ちもついてくると思う」。まずは前半戦にベストを尽くし、白星を並べる。(田中 哲)

 ◆戸郷の過去のオールスター

 ▽21年 監督推薦で選出され、第1戦(メットライフ)の3回に2番手で登板。柳田を空振り三振、森を一飛に斬った後に、レアードにソロを浴びたが、吉田正を遊ゴロに抑え1回1安打1失点だった。

 ▽22年 監督推薦で選出され、第1戦(ペイペイD)の3回から2番手で登板。3回は柳田、浅村らを封じ、4回は山川、グラシアルらを抑えて2回2安打無失点、2奪三振だった。

 ▽23年 監督推薦で選出され、第2戦(マツダ)の6回に登板。万波に右中間二塁打を許したが、柳田、紅林、安田を抑え1回1安打無失点。当時DeNAに所属していたバウアーとも多くの会話を交わした。

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