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北海道マラソンに国学院大の平林清澄が練習の一環で出場 東洋大の梅崎蓮、松山和希も出場予定

スポーツ報知 / 2024年7月5日 6時0分

今年2月25日の大阪マラソンで優勝した平林清澄

 大阪マラソン(2月25日)で日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した国学院大の平林清澄(4年)が北海道マラソン(8月25日、札幌市大通公園発着)に出場することが4日、分かった。

 来年の東京世界陸上マラソン代表選考基準のひとつにジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのシリーズ4(23年4月~25年3月)のチャンピオン(ポイントランク1位)という項目があり、今年の大阪マラソンを制した平林は来年2月の大阪マラソンか、同3月の東京マラソンで、再び好成績を残し、代表を目指している。ランキングは指定レースの2大会の合計ポイントで決まるが、ランキングの対象になるためには少なくとも3大会に出場し、完走する必要がある。選考条件を満たすために指定大会のひとつである北海道マラソンに練習を兼ねて出場することになった。

 国学院大の前田康弘監督(46)は「夏の走り込みの一環として出場させてもらいます。2時間30分~40分でゴールすれば十分です。速く走らないように男子マネジャーが一緒に出場する予定です。マネジャーを引き離さずに、最後まで引っ張るつもりで走るように指示しています」と説明した。大会主催者から招待選手の打診があったが、上位を狙うことはないため、丁重に断り、一般参加で出場する。

 平林は、初挑戦だった大阪マラソンで、残り10キロでトップに立つと、そのままトップを走り続け、勝ち切った。日本歴代7位の2時間6分18秒で走破し、昨年2月の大阪マラソンで西山和弥(トヨタ自動車)がマークした初マラソン日本最高記録(2時間6分45秒)と、昨年2月の別府大分毎日マラソンで青学大の横田俊吾(現JR東日本)がマークした日本学生記録(2時間7分47秒)をダブルで更新した。記録も高く評価されるが、それ以上に勝ちっぷりが見事だった。東京世界陸上の男子マラソンの参加標準記録(有効期間23年11月~25年5月)は2時間6分30秒。現時点で突破している日本人選手は平林だけで、代表の有力候補となっている。

 平林がエース兼主将を務める国学院大は今年1月の第100回箱根駅伝で5位。2024年度のチーム目標は、第101回箱根駅伝総合優勝を掲げている。「2025年の東京世界陸上、2028年のロス五輪に日本代表として出場したい。『箱根から世界へ』を実現できるように頑張ります」と平林は熱い抱負を明かしている。

 また、北海道マラソンには今年の箱根駅伝で4位だった東洋大の梅崎蓮主将(4年)と松山和希(4年)も出場予定。梅崎は箱根駅伝2区6位と力走した後、2月の延岡西日本マラソンで日本人学生歴代13位の2時間10分19秒で2位と健闘した。5年目の今季もチームに残留した松山は、箱根駅伝4区2位と力走した後、レースから遠ざかっていたが、6月29日の群馬・伊勢崎市ナイター陸上競技記録会3000メートルで実戦復帰を果たした。東洋大の箱根駅伝2区候補の2人が出場すれば、北海道マラソンは、さらに注目の大会となりそうだ。

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