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【明日の金ロー】「キングダム2 遥かなる大地」のヒロイン・羌カイ その強さは「軍神」だからだった

スポーツ報知 / 2024年7月4日 22時42分

前作よりもアクションシーンがパワーアップした「キングダム2 遥かなる大地へ」(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会

 5日の金曜ロードショー(後9時)は、先週に続き「キングダム」シリーズが登場。第2弾「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年)が、枠を15分拡大し、先週同様に劇場版を再編集し、未公開映像を盛り込んだ「スペシャルエディション」として放送する。

 物語は前作から半年後。再び秦の王に返り咲いたエイ政(吉沢亮)は、魏からの侵攻を受ける。迎え撃つ秦は、蛇甘(だかん)平原に軍を展開。その中には、初陣を迎える信(山﨑賢人)の姿もあった。歩兵の信は、力を合わせて共に戦う伍(五人組)を組むが、仲間になったのは同郷の兄弟と頼りなさそうな伍長、そして瞳に悲しみを宿らせた謎の人物・羌カイ(清野菜名)だった。

 圧倒的な兵力差と軍略に優れた魏の将軍の采配により、窮地に立たされる秦軍。信らが所属する部隊は”決死”の作戦を取ることになる中、羌カイの圧倒的な戦闘力が明らかになる。だが、その戦いの裏で、羌カイは誰にも話すことができない悲しみと宿命を抱えていた…。

 信を演じる山﨑のアクションは前作よりもさらにパワーアップしているのはもちろんだが、何と言っても今作は清野が演じている羌カイに尽きるだろう。原作漫画でも人気の高いキャラクターで、実写映画化が発表された際には「誰が役を務めるのか?」と注目されたが、抜群の身体能力で演じ切った清野には称賛の声が上がった。

 ところで、羌カイは1000年を越える歴史を持つ、伝説の暗殺一族「蚩尤(しゆう)」の一員と設定されている。山奥深く、他の人間たちと一切交流せずに生活し、互いに殺し合いをして生き残った者が暗殺者となる―というのは、同じく漫画が原作で、上戸彩が主人公を演じた「あずみ」(03年)に通じるところがある。共に剣術の達人であるが、羌カイの方は戦い方が神がかっているような雰囲気がある。

 これは、蚩尤が文字通り中国の古代神話においては「神」とされているところに理由があるのかもしれない。武をつかさどる神として、蚩尤の名は歴史書「史記」の中にも登場。日本でも兵主神(ひょうすのかみ)として伝わっており、大国主命(おおくにぬしのみこと)や素戔嗚尊(すさのおのみこと)などを指すという。

 羌カイが「トーン、タンタン」と口ずさみながら跳躍する姿は、自身の中に神を宿らせる”儀式”のよう。。そこから特殊な呼吸法で舞うようにして次々と敵を切り倒していくところから、記者は「強い巫女(みこ)」のようなイメージを抱いていたが、むしろ自身が「軍神」だったからだといえるだろう。(高柳 哲人)

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