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原辰徳前監督が巨人・坂本勇人にエール「一番大事なものは『原点』」

スポーツ報知 / 2024年7月5日 5時5分

坂本勇人

 打撃不振のため、ファームで調整している巨人・坂本勇人内野手(35)の復調への足音が次第に強くなってきた。4日はジャイアンツ球場で合流8日目の練習を行い、「体のキレ」を復活へのキーワードに挙げて猛暑の中でハードな坂道ダッシュを敢行した。また、2日に個人的にG球場を訪れた際に対面した原辰徳オーナー付特別顧問(65)から、背番号6へ温かいエールが届いた。

 * * *

 原さんは2日に個人的にG球場を訪れ、坂本と対面した。「指導とか、そんな大したことじゃないよ」と原さん。「ここからは俺の独り言みたいなことだけどね…」と前置きした上で、エールを送った。

 「一番大事なものは『原点』だと思う。それは技術においても、また精神面においてもね。彼ほどの選手になれば、バッティングの技術は1、2から、30くらいまで積み重ねてきているでしょう。ただ、1、2、3をおろそかにして、7、8、9の部分を上げようとしても、無理も出てくるよね」

 入団当時から知る“まな弟子”。高卒2年目でのレギュラー抜てきから、昨季限りで原さんが監督の座を辞するまで、時に坂本が不振に陥れば2人で特訓したことも多い。

 「若い頃の勇人は、体はまだ細く、力もなかったけれど、それでも虎に向かっていくようなギラギラしたものを持っていた。それがすなわち、向上心というものだと思う」

 原さんは坂本に、入団時のように希望に満ちた“初心”に立ち返って、自分に期待してプレーしてほしいと願う。

 「まだまだ“途上人”ということですよ。まだまだ守りに入る時期なんかじゃないよ」

 全盛期はまだここから―。親心とも言えるエールで、あるべき姿に戻ろうとする坂本の背中を押した。(西村 茂展)

 ◆坂本と原辰徳前監督 原さんは坂本が1年目だった07~15年、19~23年の計14年間、監督と選手として共闘。坂本が遊撃の定位置を確保した08年の終盤に三振してベンチに帰ってくる際、スタンドからのヤジににらみ返した姿に、原さんは「将来、必ず伸びる」と確信。手塩にかけて指導し、球界を代表する打者に育てた。坂本は原さんが球団記録の監督通算1066勝目を挙げた20年9月9日の中日戦(ナゴヤD)で初の1試合3発を放ち「19歳から偉大な監督の下でプレーできていること、とてもうれしく思っています」と語った。

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