日本時間で３０歳誕生日の大谷翔平、２８号本塁打で自ら“祝砲”なるか 「１番ＤＨ」敵軍先発は難敵右腕

◆米大リーグ　ドジャース―ダイヤモンドバックス（４日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（２９）が４日（日本時間５日午前１０時１０分開始予定）、本拠地・ダイヤモンドバックス戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。２試合ぶりの２８号本塁打に期待がかかる。

　７月５日が誕生日の大谷。現地はこの日は４日で米国記念日で祝日だが、日本時間では５日で、３０歳のバースデーだ。メジャー移籍後の４日（同５日）はこれまで４試合に出場して、２１年に本塁打を放つなど１６打数５安打の打率３割１分３厘で、１本塁打１打点。日本のファンへ向けて２試合ぶりの２８号で“バースデーアーチ”を描きたいところだ。

　２日（同３日）の同カードでは一時逆転となる２７号２ランを放つなど５打数３安打２打点の大暴れ。７月初戦を順調に滑り出した。３日（同４日）は、初回先頭の１打席目に安打を放ったが、２打席目以降は凡退して４打数１安打。メジャー通算１９８本塁打で、日本人初となる米通算２００本塁打の節目まで残り２本と迫っている。さらに盗塁を決めれば、米通算１０３盗塁で松井稼（１０２）を抜いて、イチロー（５０９）に次ぐ日本人単独２位に浮上する。

　ダイヤモンドバックスの先発はザック・ゲーレン投手（２８）。昨年１７勝を挙げてサイ・ヤング賞投票で３位に入ったエース右腕だ。今季も１２登板で６勝４敗、防御率２・８３。大谷は昨年対戦して３打数無安打２三振に抑え込まれ、昨季のオールスターでも対戦して空振り三振に倒れた。メジャーの中でも屈指の好投手だが、攻略に期待が集まる。

　前日３日（同４日）終了時点で大谷はチーム８７試合中８４試合に出場し、３３２打数１０６安打（リーグ２位）の打率３割１分９厘（同１位）、２７本塁打（同１位）、６４打点（同３位）、７０得点（同１位）、長打率６割４分２厘（同１位）、ＯＰＳ１・０４３（同１位）をマークしている。