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カブスの鈴木誠也、マルチ安打&3得点で大活躍 今季8盗塁目をマーク

スポーツ報知 / 2024年7月5日 5時45分

◆米大リーグ カブス10―2フィリーズ(4日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの鈴木誠也外野手は4日(日本時間5日)、本拠のフィリーズ戦に「4番・右翼」で先発出場し3打数2安打2四球1盗塁。打率は2割6分3厘となった。鈴木は2回に四球で出塁後、今季8盗塁目となる三盗に成功。4回に右前打、5回には三塁内野安打と今季19度目のマルチ安打を達成。自己最多タイの1試合3得点で、11―2の快勝に貢献。チームは連敗を「3」でストップした。

 進化する鈴木が足で魅せた。盗塁し、内野安打を決め、3度、ホームを踏んだ。

 「いい投手に対して、なるべく得点圏に走者を進めたいと思っていた。ランナーが二塁と三塁では、気持ち的に違ってくる。(盗塁は)自分で行けると思ったので、行きました」

 前回登板のマーリンズ戦(6月26日)で初完封を記録。6月のナ・リーグ投手部門の月間MVPに選ばれた相手先発サンチェスから、いかに点を奪うか。5月以降、無傷の5連勝中の左腕に対し、鈴木は、足でプレッシャーを掛けた。2回の第1打席で四球を選び、ハップの左前打で二進後、自らの判断で、三盗を敢行。タッチを掻い潜ってベースを踏み、三塁手が送球を落とさなくても、セーフのタイミングだった。今季の盗塁数は「8」に。2022年の自己最多の「9」盗塁に、球宴まで10試合を残した時点で、王手を掛けた。盗塁成功率も2022年の64%を越えて、今季は自己最高の80%と、確実性も格段にアップしている。

 5回にはわずか2フィート(約60センチ)のゴロで、一塁内野安打を記録。一塁到達のスピードは、昨年の4秒33から今年4秒30に進化。MLBランキングでも、昨年の125位から89位に上昇。来月30歳を迎える年齢に反比例して、走力がアップしている。6月には自身最高の月間5盗塁をマーク。爆発的な一歩目を支えるのは、瞬発系トレーニングの賜物だ。

 自身11度目の1試合4出塁となった鈴木が足で掻き回し、5番ハップが2打席連続3ラン。2022年4月23日のパイレーツ戦以来となる自己最多タイの1試合3得点となった鈴木が「チームの勝ちにつながって良かった」といえば、大量得点がないと嘆いていたカウンセル監督も 4月16日以来の2桁得点に「ハップの前に走者がいたことが大きかった」とうなずいた。

  ナ・リーグ中地区最下位と苦しむ中、相手のスイープを阻止。4万143人が詰めかけた独立記念日の本拠地は、歓喜に湧いた。「負けが込んでも温かい声援をもらっている。そういった意味でも勝ちを届けられて良かった」と鈴木。「まだ(プレーオフ争いは)分からないし、必死にやらないといけないと思います。きょうのようなプレーをやっていければ、こういった試合が増えていくと思います」と、逆襲を誓った。

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