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J1札幌 DF大崎玲央が加入後初先発で8戦ぶり勝利に導く…6日・アウェー鹿島戦

スポーツ報知 / 2024年7月5日 8時15分

左サイドへロングパスを出す札幌・大崎(カメラ・砂田 秀人)

 J1北海道コンサドーレ札幌DF大崎玲央(32)が、加入後初の先発ピッチに立つ。札幌は4日、アウェー・鹿島戦(6日)での8試合ぶり勝利に向けて、宮の沢で調整した。6月21日に加入が発表され、同29日のホーム・新潟戦(0●1)で後半25分から初出場した大崎は、2日連続で主力組に入った。最下位からの浮上へ「チャレンジ」の姿勢を押し出し、攻守にわたってチームをけん引していく。

  札幌加入2戦目、見えてきた初先発の機会にも、大崎に気負いは一切、なかった。「まだ(先発か控えか)分からないが、やることは変わらない」。どんなタイミングでの出場であっても、準備はできている。「チーム状況を見ながらゲームコントロールできれば」と冷静に試合をイメージした。

 3、4日の練習で主力組のボランチに入った。前節・新潟戦を含め、日々感じてきた思いをピッチで表現する。「ただボールを回してるだけじゃ怖くない。チャレンジするパスだったり、チャレンジするドリブルだったり、チャレンジするシュートだったりを、それぞれが意識してやれれば」。同戦では積極的な縦パスなどで自ら体現したが「最低限ですね。まだまだできたと思っているし、もう少し試合の流れを変えられたら」と、今度は結果につなげる。

 チームは7連敗の上に4戦連続無得点とゴールからも遠ざかる。状況打破へ、大崎は神戸時代の22年に共闘したMF小林祐希(32)の名を挙げた。「小林がどのタイミングでパスがほしいとか、どのタイミングで俺が蹴るとか、お互いが分かってる」。そう信頼感を口にした上で「あいつがラストパスを出せる位置にいれば、おのずとチャンスは増える。試合を通じて高い位置で待っていてもらえるように、後ろから配球できれば」と生かすすべを思い描いた。ともにスタメンが予想される戦いでホットラインが躍動した時、白星は確実に近づく。

(砂田 秀人)

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