旗手の江村美咲「まだ試合もやってないのに涙が流れそうに」 パリ五輪へ日本選手団壮行会に約６０００人

結団式、壮行会後に記者会見をしガッツポーズでフォトセッションをする旗手の女子フェンシングの江村美咲と男子ブレイキンの半井重幸（カメラ・今成　良輔）

　２６日に開幕するパリ五輪に臨む日本選手団の結団式と壮行会が５日、都内で行われた。

　４日時点で内定している日本選手団６９７人のうち、選手１４０人を含む２７８人が参加。代々木第二体育館で行われた結団式では、旗手を務めるフェンシング女子の江村美咲（立飛ホールディングス）とブレイキン男子の半井重幸（ダンサー名・ＳＨＩＧＥＫＩＸ）＝第一生命保険＝に団旗が授与された。江村は「自覚と責任を持ち、正々堂々と最後まで戦い抜く」と誓い、半井は「スポーツの力を信じて、最高のパフォーマンスを発揮する」と抱負を語った。

　結団式後、選手たちは東京体育館に移動して壮行会に参加。約６０００人が集まった会場では人気ユニット・スキマスイッチが「ガラナ」と「全力少年」を熱唱。渋谷区立鳩森小の生徒らによる激励のエールなどを受け取り、江村は「まだ試合もやってないのに、涙が流れそうになった」と感激していた。