入江陵介さん、「めざまし８」のパリ五輪スペシャルコメンテーター就任…引退表明後初の民放帯番組レギュラー

「めざまし８・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」に就任した入江陵介（Ｃ）フジテレビ

　元競泳日本代表の入江陵介さんが２６日開幕のパリ五輪開催期間中、フジテレビ系朝の情報番組「めざまし８」（月～金曜・午前８時）に「めざまし８・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」としてレギュラー出演することが８日、分かった。

　同局系では、スペシャルキャスターに元卓球日本代表の石川佳純さん、報道・情報・スポーツ番組に出演するメインサポーターとして元ハンドボール日本代表・土井レミイ杏利さんの就任が既に発表されているが、今回、入江の“参戦”が決まった。

　入江は１９９０年１月２４日、大阪府出身の３４歳。イトマン東進所属。０歳のベビースイミングから水泳を始め、高校１年の時に高校総体２００メートル背泳ぎで優勝。それ以降、数多くの記録を打ち立てている日本競泳界を代表する選手

　１２年ロンドンオリンピックでは、２００ｍ背泳ぎで銀メダルを含む３個のメダルを獲得。２１年の東京オリンピックでは競泳日本選手団の主将を務め、今年４月に現役引退を表明した。

　そんな入江が引退表明後初めて全国ネット帯番組にレギュラー出演し、「めざまし８・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」に挑戦する。オリンピック期間中は東京・お台場のフジテレビスタジオから毎日出演する予定。さらに、スタジオ出演だけでなく、事前にアスリートたちの元へ取材に行くことも予定されている。スポーツが大好きなメインキャスター・谷原章介と共にパリオリンピックのコーナーを盛り上げてくれることになる。

　また番組としては、メインキャスターを務める入社４年目の小室瑛莉子アナウンサーがオリンピック期間中、パリで取材し現地から中継出演。２週間ほどスタジオには不在となるが、小室アナなりの新しい視点で、現地の情報を伝えていく。

　小室アナは２１年４月フジテレビ入社。２３年４月から「めざまし８」のメインキャスターを担当。持ち前の明るさとガッツを生かし、最近は、スタジオ外に取材に行く「小室リポート」というコーナーも担当するなど、さまざまな現場と日々向き合っている。

　同じくメインキャスターの谷原も驚く成長ぶりだ。ちなみに小室アナは最近、髪をバッサリと切りショートヘアーになったことが話題になったが、その理由は、このパリ取材で「髪に時間をかけずに少しでも多く取材をしたい！」という強い思いを持ったからだという。

　◆入江陵介さんコメント

　「パリオリンピックは選手として参加することができませんでしたが、『めざまし８』を通してパリオリンピックに関わることができてうれしい気持ちです。（４月の引退表明後、初めてのレギュラー出演は）初めてのレギュラー番組で緊張しますが、１人のスポーツファンとして視聴者の皆さまと楽しい毎朝を過ごしたいです！　（注目している競技は）バレーボール、バスケットボールですね。私自身初めて見る競技もありますが、新しい競技などは、初めて見る視聴者の皆さまもいらっしゃると思うので一緒に分かりやすく楽しくスポーツを伝えたいです。１人でも多くの選手が１００％の力を出し切ることを、東京のスタジオから全力で応援したいです！またパリオリンピックを見てくださる皆さまに、さらにスポーツを好きになっていただきたいです！」

　◆小室瑛莉子アナウンサーコメント

　「入社４年目で初めてのオリンピック取材に行くことになりました。分からないことも多いですが、会社・番組を代表しての取材ですので、先輩からアドバイスをいただきながら責任感を持って取り組みたいと思います。選手一人一人に違った思い、背景があると思います。その思いに寄り添いながら現地で感じる雰囲気、表情、変化、結果をお伝えしたいです。最近、髪をかなり短いショートにしました。これまでその理由について言う機会がなかったのですが、実はこのオリンピックのためでした！　パリと東京の時差は７時間。取材をしながら番組に出演するのはかなり体力的には大変だと思います。髪に時間をかけたくない、それなら切ってしまおうと思い３５ｃｍほど切りました。今は、気合い十分です！　時間をめいいっぱい使って、現地の様子をお伝えできたらと思います」