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【高校野球】シード校の氷見は滑川と対戦…被災地に向けて「元気づけるプレーを」…富山大会

スポーツ報知 / 2024年7月5日 20時19分

抽選のクジを引いた氷見の山口主将

 全国高校野球選手権富山大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が5日、アイザック小杉文化ホールで行われた。今春の県大会で4強入りしたシード校の氷見は、初戦で滑川との対戦が決まった。氷見の山口巧主将(3年)は「滑川と対戦したことはありませんが、自分たちのプレーが出来れば勝てる。打線は爆発力があるので、単打でつないでいきたい」と意気込んだ。

 抽選前にステージ上で行われた決意表明で、山口主将は「今年の元旦に能登半島地震が発生し、今でも苦しんでいる方がいる。元気づけられるプレーをしたい。今までで一番、暑い夏にします」と高らかに宣言した。山口自身も自宅が石川県境に近く、地震の影響を受けて20日間、断水を強いられた。給水のため、毎日、通学前には近くの公民館や小学校に出向き、ポリタンクやバケツで水を汲んで家を往復したという。「地震の時は神社にいて、後ろから木が落ちてきて危なかったです」と振り返った。

 昨春のセンバツではベンチ入りし、代打で出場を果たした。「甲子園球場は大きく、観客席は近く感じた。プレッシャーもあって、めちゃめちゃ緊張しましたが、あの場所でしか出来ない経験を積めました」と振り返る。当時、新2年生だった6人も聖地での経験を生かして一回り成長した。今春の北信越大会後は、スピードアップをテーマに掲げ、守備では強めにノックし、打撃練習ではマシンを150キロに設定。スイングスピードも向上させるなど、攻守に磨きを掛けた。

 全部員が氷見市と近隣市町村出身で、甲子園効果もあって今春には1年生22人が入部。「氷見は地域に愛されているチーム。夏は甲子園で校歌を歌いたいです」と山口主将。地域一丸となって、昨春に果たせなかった聖地での勝利を目指す。(中田 康博)

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