小芝風花「1話1シーンしか出られず、悔しさを感じたことも」過去の経験を糧に日テレ系連ドラで初主演
スポーツ報知 / 2024年7月6日 10時0分
女優の小芝風花(27)がドラマや映画だけでなく、日テレ系「ぐるぐるナインティナイン」など、バラエティー番組でも大活躍中だ。13日スタートの日テレ系連続ドラマ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(土曜・後9時)では同局の連ドラ初主演を務める。「女優として記憶に残るお芝居がしたい」と決意を口にしながらも「本当の悪い役にも挑戦してみたいです」と目標も掲げる。(坂口 愛澄)
* * *
シャッター音に合わせ、多彩な表情を見せた小芝。現在、CM契約社数は12本と好感度は抜群だ。日テレドラマ初主演をつかみ「過去に出演した作品とおなじみのチームで主演を演じられることがすごくうれしいんです」と笑みを浮かべた。
同ドラマの主人公の捜査官・桜は、身元不明の遺体の秘められた思いを探り、家族や恋人の元に帰すべく奮闘する。
「桜は、過去にいろいろあった人物。亡くなった方になぜここまで感情移入をして、必死になるのかという背景をじっくり考えながら演じています」
女優デビューを飾る前、何よりも熱中していたのは5年間励んだフィギュアスケートだった。西日本中小学生フィギュアスケート(2010年)では、入賞を果たした実績もある。
「当時は練習ばかりの日々で学校を早退することも多く、テレビを見る時間なんてなかった。友達が『昨日の月9面白かったね』って盛り上がっていても『月9って何?』っていう感じで全くついていけなかったですね(笑い)」
フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(33)がリンクを滑りながら出演していたCMを見て「私もこんなふうに出てみたいな」と芸能界に興味を抱き、「ガールズオーディション2011」を受けてグランプリを獲得した。女優人生において、スケートで培った経験は現在も生かされている。
「集中力はすごくあると思います。それと、事あるごとに褒めてもらえるのは体幹です! 映画『魔女の宅急便』でワイヤで吊(つ)られるシーンがたくさんあり、少しでも軸がずれると、くるっと回ったり真っすぐ飛べないんですけど、すぐにできてアクション指導の方に褒めてもらえました」
14歳で芸能界入りし、すぐに才能が開花したわけではない。16歳で「魔女―」で映画初出演ながら主演に抜てきされて以降、オーディションに落ちる日々が続いた。
「デビュー後すぐに主役を経験して、自分に期待した部分もあった。1話1シーンしか出られないこともあり、悔しさを感じても何をどうすればいいか分からなかった。でも、一生懸命にやっていたら(NHK連続テレビ小説の)『あさが来た』に出演して以降、2度目、3度目と声をかけてくれる方が増えて。それが自信の積み重ねになりました」
心から芝居を楽しめるようになった作品を問うと、約11年担当しているマネジャーと熟考し、中丸雄一主演のテレ東系連続ドラマ「マッサージ探偵ジョー」(17年)を挙げた。
「やっぱりこの作品かな。小澤征悦さんたちのアドリブについていくのに必死で。だって毎回、自分なりに作ってきたものを全部崩されるんですから(笑い)。今でもとっても印象に残っています」
この2年間、7作品で主演を務めるなど、多忙を極める。日々、女優業を頑張れるのは「やっぱり一番楽しいお仕事だから」と即答した。芸能活動をきっかけに家族全員で上京しており、家族への感謝は人一倍強い。
「めちゃくちゃ背負うものは多かった。妹はまだ小学3年生でしたが、母が一緒に東京に来てくれるから、ついてくるしかなくって。私がこういう仕事をしているから嫌な思いをさせてしまったこともあったんです。妹の思春期も重なって仲良くない時期もあったんですけど、今はそれもぜ~んぶ乗り越えて、家族みんなすごく仲が良くて。本当にいろんなことがあった13年間でした」
日テレ系バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」(木曜・後8時)の人気コーナー「ゴチになります」ではレギュラー出演するなど、近年はバラエティーにも積極的に挑戦中。ゴチの話題になると、リラックスした表情を浮かべ「甘えられる場所。年間を通して一緒なので、話しかけさせてもらったり、心を開いてますね」と語った。
自身の強みは「普通でなじみやすいところかな」と分析。日々進化を遂げる小芝にとっての理想は「どんな役にも自然となじめる女優さん」と笑顔で語った。
「『あのお芝居が忘れられなくて』と作品を見てくれた方の記憶に残るお芝居ができたらいいなと思っていますね。これまで、ダークな役が一回もなくて、本当の悪い役にも挑戦してみたいです」
◆小芝 風花(こしば・ふうか)1997年4月16日、大阪府生まれ。27歳。2012年のフジテレビ系ドラマ「息もできない夏」で女優デビュー。14年の映画「魔女の宅急便」で初主演。主な出演作はNHK連続テレビ小説「あさが来た」(15年後期)、フジ系連続ドラマ「大奥」など。趣味はギター。特技は編み物、フィギュアスケート。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
見取り図・盛山晋太郎、新ドラマ『GO HOME』初回ゲストに 主演・小芝風花との共演に「ほんまに最高でした!」
クランクイン! / 2024年7月4日 21時0分
-
見取り図・森山、ゴチメンバー小芝風花主演『GO HOME』初回ゲスト「とうとうオファー来たか!」
マイナビニュース / 2024年7月4日 21時0分
-
見取り図・盛山、小芝風花主演『GO HOME』ゲスト出演決定 共演番組『ぐるナイ』で発表「ほんまに最高でした!」
ORICON NEWS / 2024年7月4日 21時0分
-
宇野昌磨、フィギュア選手引退後初バラエティ出演 現役時代は「アスリートらしくない生活」
モデルプレス / 2024年7月4日 7時0分
-
宇野昌磨、ゴチで引退後初バラエティ 質問攻めで私生活を赤裸々告白
マイナビニュース / 2024年7月4日 7時0分
ランキング
-
1二宮和也 独立時期に1泊旅行に誘ってくれた大先輩の名優「迷ってそうだけど、そこには触れず…」
スポニチアネックス / 2024年7月5日 19時44分
-
2SUPER EIGHT安田章大、一時活動休止を発表 右手中指の治療に専念
モデルプレス / 2024年7月5日 22時9分
-
3奈緒は涙 三木監督は頭下げ3度謝罪 異例舞台あいさつ 「インティマシー・コーディネーター」で物議
スポニチアネックス / 2024年7月5日 19時20分
-
4バッシングを黙らせたヌード、豪華な元カレたち…南野陽子(57)が逮捕された元夫に言及したコメントの中身は「昨年離婚しましたが」
文春オンライン / 2024年7月5日 17時0分
-
5“あの謝罪会見”の46分間、山口達也は本当は何を考えていたのか「いつかTOKIOに戻れるのでは」という気持ちが露わになった“決定的な仕草”とは
文春オンライン / 2024年7月5日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください