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「強くなりたいというのは自分で取り組むこと」藤井聡太王位、七夕の願い事なし…“永世二冠”へ王位戦きょう開幕

スポーツ報知 / 2024年7月6日 6時0分

将棋盤を前に並ぶ藤井聡太王位(右)と渡辺明九段

 将棋の藤井聡太王位(21)=竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖=が“永世二冠”をかけ、渡辺明九段(40)の挑戦を受ける第65期王位戦七番勝負が6日、開幕する。第1局は6、7日の2日制で名古屋市「徳川園」で指される。両者は5日、対局場の検分を行い、前日会見と前夜祭に臨んだ。

 “永世二冠”か、タイトルホルダー返り咲きか。気温35度を超える猛暑の名古屋で戦いの準備が整った。

 藤井は1日の棋聖戦で史上最年少で永世称号を獲得。53年ぶりの快挙だったが、この王位戦シリーズを制すれば、連続5期獲得となり、はやくも永世二冠となる。「自分にとっては永世称号がかかるシリーズになるということで、これまでの4年間の経験を生かしながら全力を尽くして戦っていきたい」と気を引き締めた。

 相手は因縁とも言える渡辺。23年6月の名人戦で藤井が7つめのタイトル「名人」を渡辺から奪取し、七冠に。渡辺は19年ぶりに無冠になった。藤井は渡辺について「作戦が巧み。序盤だけでなく、中終盤の展開までデザインしてしまう。棋士のなかでも突出している」と警戒する。

 一方、約1年ぶりのタイトル戦となった渡辺は「自分で思っていたよりも早くタイトル戦の舞台に戻ってこられた」としつつ、「ずっとタイトル戦に出ていた時は出るのが当たり前みたいなところもちょっとあった。タイトルがなくなってからはもう次いつ出られるか分からない。この機会をすごい大事に指したいなという思いは以前より強い」と胸の内を明かした。

 第1局の終局は七夕の夜になる見込み。短冊に書きたい願い事を聞かれると藤井は「この10年は願い事を書いてない気がする。強くなりたいというのは普段から思っていることですが、ただそれはお願いするより自分で取り組むことなのかなと思っているので…願い事は多分ないかな」と神頼みしない王者らしい回答。渡辺も「強いて言えば今足をけがしていて。休みが4週間ぐらい欲しいな」と笑った。両者によるタイトル戦はこれで6度目。もはや勝手知ったるなんとやら。決戦を目前に控えても、両者穏やかな表情だった。(瀬戸 花音)

 〇…前夜祭には元中日外野手の平田良介氏(36)が登場。アマ初段の免状を持ち、球界の将棋強豪である平田氏は藤井、渡辺とトークショーを行った。プロ野球選手による将棋大会で2回連続優勝し、「球王」の称号を持っていた平田氏。「まだ現役のプロ棋士の方、藤井さんも取ったことのない称号」と隠れた“九冠目”の存在に触れ、「ぜひ挑戦してください」と笑いを誘った。

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