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「え! もう交代?」5点リードの7回途中で戸郷翔征から勝ちパターンにスイッチ…巨人ベンチが早めに継投したワケ

スポーツ報知 / 2024年7月5日 22時1分

ヤクルトに勝利し、阿部慎之助監督(右)とタッチを交わす戸郷翔征(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―10巨人(5日・神宮)

 巨人ベンチが早めの継投策で逃げ切りを図り、結果的に10ー3の大差でヤクルトを下した。

 7ー2で、まだ5点をリードしていた7回1死一塁、戸郷翔征投手がこの夜初の四球を出した時点で、阿部慎之助監督がベンチを出て「交代」を審判に告げた。マウンド上でそれを見たエース右腕は「え!」と思わず声を出すほど驚いた表情を浮かべた。まだ109球。暑さがあったとはいえ、いつもより早めと思える継投だった。

 阿部監督が試合後、その真意を明かした。「途中ちょっと気持ち悪い感じもしたんですけど。だから勝ちパターンも投入していったんですけど」。比較的狭く、乱打戦になる印象が強い神宮球場。現役時代から、幾度となく苦い経験を重ねてきた指揮官だからこそ、の勝負勘だった。

 この回は結局、中川皓太投手とケラー投手を小刻みにつぎ込み、ヤクルトの反撃を1点に抑えた。

 杉内俊哉投手チーフコーチも、この継投策の真意を補足した。「この球場はセーフティーリードなんてないんで。4点5点全然取り返せるので。そこはランナー出しても粘り強くと本人(戸郷)に言ってたので。ソロホームランは仕方ないと。早めに継投? なんか怖いんですよねこの球場は」。

 結果的に9回に岸田行倫捕手にダメ押しの3ランが飛び出したが、裏を返せば、そんな一発が出やすい球場だけに、7回裏にもたつけば試合がもっともつれてもおかしくなかった。最悪、勝敗がひっくり返っていた可能性もゼロではない。そんな首脳陣の危機感が、大勝につながった。

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