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「全員が100%の気持ちを出さないとダメ」バスケ男子五輪メンバー争いラスト2試合アピールの場も格下韓国に敗北

スポーツ報知 / 2024年7月6日 5時30分

ホーバス監督

◆バスケットボール男子 ▽強化試合 日本84―85韓国(5日、東京・有明アリーナ)

 パリ五輪に出場する世界ランク26位の日本は、同50位の韓国に84―85で敗れた。最大20点差から最終第4クオーター(Q)だけでポイントガード・河村勇輝(23)=横浜BC=が16得点を挙げたが劇的勝利にはつながらず。強化試合は3戦連続白星なしとなった。八村塁(26)=レイカーズ=は、コンディション調整のため、昨季NBAグリズリーズでプレーした渡辺雄太(29)は左ふくらはぎ肉離れのため欠場。7日も同会場で韓国と対戦し、その後12人のパリ五輪代表が決定する。

 格下相手に痛恨の黒星で、1万3420人で埋まった会場が静まり返った。第3Q終了時点で20点差。ラスト10分は驚異的な反撃で残り37秒には河村のフリースロー(FT)で勝ち越した。大逆転勝利も見えたが、残り1秒を切って韓国にFTを許した。選手を試しながらの戦いだったが、トム・ホーバス監督(57)は「(27日の五輪初戦・ドイツ戦まで)あと3週間しかない。言い訳したくない。うちのバスケをやらないと、このタイミング(時期)ではダメ」と言い切った。

 前半から苦しまぎれのシュートや要所でミスが連発。相手に速攻を許した。強度の高い守備から20点差を追い上げた第4Qだけ「自分たちのバスケができた」と河村。だが、五輪に出場しない相手に、3点シュート成功率は31・4%と低調。前半は30%だった。リバウンドも3本差で負けた。23歳の司令塔は「勝たなければならなかった。あってはならない試合」と猛省した。

 今回の韓国との2試合で、五輪代表12人が決定する。指揮官は「ラストチャンス」とし、この日ベンチ入りした12人全員を7分以上起用した。五輪1次リーグで対戦する23年W杯覇者・ドイツや高さのあるフランスも想定し、最後まで悩み抜いている。この日は、同W杯で落選したジェイコブス晶が最終Q、勝負どころで2本の3点シュートを沈めるなどアピール。指揮官も「いい仕事をした」と評価した。

 7日にも韓国と対戦。八村&渡辺雄が不在の中、最後のサバイバルと、韓国へのリベンジに挑む。ホーバス監督は「試合に出るときに全員が100%の気持ちを出さないとダメ。そこを見ている」。選手にとって五輪を懸けた最後の勝負の場。国内戦未勝利では終われない。(小林 玲花)

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