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「彼女のためにも頑張りたい」毎日ビデオ通話していたパートナー来日でハッスル!巨人の絶好調助っ人が猛攻立役者に

スポーツ報知 / 2024年7月6日 5時10分

1回無死一、三塁、ヘルナンデスが中前に先制の適時打を放つ(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―10巨人(5日・神宮)

 エリがまた打った。0―0の初回無死一、三塁。エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が高め直球をコンパクトにはじき返し、決勝の中前適時打だ。15戦連続安打で2戦連続V打の活躍に「チームに貢献しようと毎試合、出てますので、それが結果となって表れていてうれしい」。初回先頭から3連打は今季初&初回4点は同最多タイ。14試合連続で3番に座る助っ人が、プレーボールから20分超の猛攻の立役者となった。

 7回に右中間へ二塁打、9回は左前打を放ち、来日から29試合で6度目の猛打賞。143試合換算では29・6度と、15年に秋山翔吾(西武)がマークした歴代1位の27回を上回る驚異的なペースで安打を量産している。

 ノリに乗っているヘルナンデスに、さらなるモチベーションが増えた。NPB挑戦を後押ししてくれたコロンビア在住の婚約者・アドリアーナさんが数日前に来日。スマホのビデオ通話を通じて毎日連絡していたパートナーの存在に「彼女のためにも、これからも頑張りたい」と力強くうなずいた。

 初出場した神宮で3安打をマーク。5月下旬の1軍合流から経験した全8球場でHランプをともしている。日本文化に興味津々の助っ人は「神宮は歴史のある球場です。ファンの前でプレーできて、うれしく思います」。6月はセ・リーグトップの月間打率3割5分2厘、対左右別打率はともに3割超え。もう死角は見当たらない。(内田 拓希)

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