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【楽天】初優勝した交流戦 MVPは藤井聖、小郷裕哉、鈴木大地…戦いぶりを毎月解析「マンスリー銀次」

スポーツ報知 / 2024年7月6日 9時14分

交流戦で3勝を挙げた藤井

 昨季限りで引退した楽天の銀次アンバサダー(36)が、楽天の戦いぶりを語る第3回。6月は球団初の交流戦優勝を果たしたチームと、その後のリーグ再開について振り返る。(記録はいずれも6月30日現在)

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 球団創設20周年で交流戦に初優勝できた。交流戦は戦い方も結構難しいしね。あまり戦わないピッチャーもいる中で、裏方さんと監督、コーチと選手のコミュニケーションやミーティングがしっかりして攻略できたのかなと思います。

 キーになった試合は5日・阪神戦(甲子園)の小郷(9回2死二塁から逆転2ラン)かな。追い込まれてもしっかりスイングができた。11日の巨人戦(楽天モバイル)でも、追い込まれてから甘いボールを右中間に打ち返して(9回2死満塁から)逆転サヨナラ打。調子がいいバッターには、やっぱり甘いところにボールが来るんです。1番としての役割を果たしてくれたし、1番なのに13打点。(太田)光や小深田ら、小郷の前の打者がしっかり塁に出られたことが勝利につながった。その裏には、ピッチャーが試合をつくってくれたこともありました。

 MVPは藤井、小郷、鈴木大でしょう。藤井は試合をつくった上に最小失点で抑えるなど、自分の投球がしっかりできていた。その中での3勝はすごく大きかったと思います。大地は何をしたらいいのかを分かって4番に座っていた。作戦も一発で決められ、流れを持ってきた。

 古謝は8日の中日戦(バンテリンD)で初勝利。課題はたくさん残っているけど、1軍の舞台でしっかり投げられたこと、1勝できたことが一番。すごく安心したと思うし、これから何をしなきゃいけないか分かったと思います。早川はなかなか勝ちがつかなかったけど、14日の広島戦(楽天モバイル)で10回無失点など3試合に登板して1勝。防御率は0・39。なかなかサインが合わないなど色々なことがあった中では、光と話し合ってからいい投球ができていると思います。

 大きかったのは浅村をスタメンから外したこと。考えることはあっただろうし、代打で出たところでは結果も残して調子が少しずつ上がってきた。スタメンで出る4打席と、代打の1打席は全然違うんですよ。1打席の大事さを知ったと思う。5日の阪神戦(甲子園)では1安打を放ったけど、すごくいいこと。いい経験だったと思います。

 ただ、交流戦明けの試合では2勝5敗1分けと厳しい試合が続いた。取れるところで点が取れてない。前半戦を最低でも勝率5割で終われるようにしないと、上位にはいけません。必要なのは見えないミスをなくすこと。30日の西武戦(楽天モバイル)では2回2死一、二塁で村林が遊ゴロを取ったけど、セカンドを見たらベースに入ってない…。間に合わないから一塁に投げたものの、源田の足が速くセーフになった(記録は安打)。その直後に先制を許してしまいました。

 明るい兆しもありました。岡島が30日の西武戦(楽天モバイル)で約1か月ぶりに出て、初球でヒット打ったでしょ。しっかりやってきた証で、1か月ぶりに出てなかなかヒットは打てないですよ。後半戦はベテランに疲労がたまってくるので、そこをカバーするように若い選手がやってほしい。黒川、中島、村林、小深田、辰己、小郷。彼らの活躍を期待しています。

(アンバサダー)

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