レッドソックス吉田正尚、ヤンキースに敗戦目前から起死回生同点２ラン…延長戦で劇的逆転勝利

◆米大リーグ　ヤンキース３―５レッドソックス＝延長１０回＝（５日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　レッドソックスの吉田正尚外野手が５日（日本時間６日）、敵地のヤンキース戦に「７番・指名打者」でスタメン出場し、１―３の９回２死から起死回生の同点３号２ランを放った。

　ヤ軍先発は左腕コルテス。２回２死二塁での第１打席は、外角へ逃げるスイーパーに空振り三振を喫した。試合は３回表終了後、雨天で中断となった。再開し５回無死の第２打席は中飛、７回２死の第３打席も中飛に倒れた。

　そして９回２死二塁で迎えた第４打席。今季１９セーブのヤ軍守護神ホームズ相手に、ファウルで粘りフルカウントの８球目を振り抜き、右翼スタンドへ同点３号２ランを放った。敗戦目前からの一発とあって、大盛り上がりのベンチに迎えられ、笑顔がはじけた。

　試合は延長戦に突入し、１０回にラファエラが２ランを放って勝ち越し。その裏のヤンキースの攻撃を０点に抑え、劇的な逆転勝利で５連勝を飾った。

　吉田は前日の４日、敵地のマーリンズ戦で４打数無安打２三振。それまで３試合連続でマルチ安打を記録し、２試合連続で打点も挙げていた。