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【巨人】「1万回練習しても試合でやらなければ意味がない」桑田2軍監督が苦しむドラ1左腕に伝えたこと…記者コラム

スポーツ報知 / 2024年7月6日 11時24分

巨人・高橋優貴

◆イースタン・リーグ 西武5―10巨人(5日・カーミニーク)

 巨人の高橋優貴投手が5日、2軍公式戦で約4か月ぶりの登板に臨んだ。イースタン・西武戦に先発し、5回8安打3失点、3奪三振で課題の制球面では4四死球だった。

 21年にチーム最多の11勝をマークしたが、昨季は6登板で未勝利。今季は2軍戦で1試合に登板して0勝0敗、防御率9・00と状態が上がらず、3月下旬に3軍に降格となった。それでも3軍では11試合に登板してチームトップの5勝、防御率1・21をマークして2軍に戻ってきた。試合後、桑田2軍監督は「先発としての最低限の仕事はしたけれど、課題はたくさん。まだ克服できていない課題が見えた」と評価した。

 投球面での課題も残ったが、2軍指揮官が指摘したのは「投げる」以外の面についてだった。常日頃から投手陣に対し、守備やけん制でアウトを重ねる重要性を説いているだけに、「例えばけん制だったり、投手としての守備だったり…。投げることの課題も多いけど、投げる以外でも課題がある」と語った。

 重要視したのは、課題に挑戦する姿勢があったのか、という点だ。左腕は、2回2死二塁で二塁へけん制悪送球。3点リードの4回1死一、三塁では鋭い投ゴロを捕球後、1度はセオリー通りに二塁での併殺を狙おうとしたが、最終的には三塁走者を三本間に挟んでアウトにする選択をした。結果的に2、4回ともに失点にはつながらなかったが、2軍指揮官の目には消極的なプレーに映った。2ケタ勝利の実績があり、能力に期待を寄せるからこそ厳しく指摘した。

 「試合でチャレンジして欲しい。1万回練習しても試合でやらなければ意味がないし、2軍なんだから失敗はOK。失敗を恐れずにチャレンジしていこうなとずっと伝えている。(課題を)克服しようと伝えてやっているのに、なんでトライしないんだろう…と。2軍の試合で克服できなければ、1軍でなんてありえない」

 巨人の将来を担う若手選手も多くプレーする2軍では、中堅選手に与えられるチャンスが少なくなることは必然。限りある出場機会で、再起のきっかけをつかんでくれることを2軍指揮官は願っている。(ファーム担当・小島 和之)

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