新小結・平戸海 豊昇龍＆霧島の２大関と猛稽古１８番「思い切りいけた」…１４日初日・名古屋場所

出稽古先の境川部屋で平戸海をつり上げる豊昇龍（左）（２４年７月６日・愛知県・カメラ山田豊）

　１４日初日の大相撲名古屋場所（ドルフィンズアリーナ）に向け、新小結の平戸海（境川）が６日、愛知・扶桑町にある部屋で１８番の相撲を取った。出稽古に訪れた大関・豊昇龍（立浪）、関脇・霧島（音羽山）らと７勝１１敗。負け越しはしたものの、右を差して寄るなど得意な形で存在感をみせた。「考えてというより思い切りいこうと思った」と振り返った。

　前日５日は立浪部屋へ出稽古。猛暑の中、横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）、豊昇龍、霧島らと２８番の相撲を取っており、２日で計４６番相撲を取った。師匠の境川親方（元小結・両国）が同部屋で豊昇龍らに声をかけ、実現した。平戸海は「ありがたい。いい稽古が出来た」と同親方と応じてくれた豊昇龍らに感謝した。