ドジャースの正捕手が自身初の１試合３本塁打で大谷翔平の３０歳誕生日祝砲 指揮官絶賛「なんて素晴らしい」

◆米大リーグ　ドジャース８―５ブルワーズ（５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が３０歳の誕生日を迎えた５日（日本時間６日）、本拠地・ブルワーズ戦に「１番・指名打者」でフル出場し、３日（同４日）から日米通じて自己ワーストとなる６打席連続三振を喫して、今季最長の１２打席連続無安打になるなど、５打数無安打３三振だった。ドジャースはスミスの３本塁打などで逆転勝ちで連敗を「２」で止め、貯金を「１９」とした。

　大谷の５タコを救ったのは、２番に座る正捕手のスミスだった。初回に先制ソロを放つと、３回にも２打席連続のソロ。５回の３打席目は四球で出塁し、７回の４打席目には同点の１４号ソロを放った。１試合３本塁打はもちろん自身初。右翼、左中間、左翼と３方向に打ち分けた３発に「いい判断をして、自分のアプローチにフォーカスしただけ。次の打者につなげようと思って打った。野球をやっている中で、常にいい時も、悪い時もあるが、変わらない調整をし続けている。先週少しよくなって今夜よかった」と冷静に振り返った。

　大谷の３０歳の誕生日を祝うかのような祝砲に、ロバーツ監督は「なんて素晴らしい夜だったんだろう。本当にすごかったね」と興奮を抑えきれないようだった。