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宝塚歌劇雪組トップ・彩風咲奈、サヨナラ公演「ベルばら」開幕に「愛が届きますよう心を込めて駆け抜けてまいりたい」

スポーツ報知 / 2024年7月6日 18時13分

「ベルサイユのばら ―フェルゼン編―」の一場面。仮面舞踏会でオスカル(朝美絢=前方右)に出会うフェルゼン(彩風咲奈=同左)=カメラ・筒井 政也=

 宝塚歌劇雪組公演「ベルサイユのばら ―フェルゼン編―」が6日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した(8月11日まで)。

 東京宝塚劇場(8月31日~10月13日)の千秋楽をもって退団するトップスター・彩風咲奈(あやかぜ・さきな)のサヨナラ公演。5月に卒業した前花組トップ・柚香光(ゆずか・れい)、今月7日に最後の舞台を控える月組トップ・月城(つきしろ)かなとに続く今年3作目の退団興行となった。

 略称「ベルばら」はフランス革命を舞台にした池田理代子氏の同名漫画を原作に1974年に初演され、今年50周年。2007年に首席で入団し雪組一筋だった彩風の18年目の集大成となる「―フェルゼン編」は、7年目の13年に新人公演で主演した作品の再演となる。彩風は退団発表会見で「宝塚を目指したきっかけが2001年の『ベルサイユのばら』。ご縁がつながっているような気がして、ぜひこの作品で退団をしたい」と思いを語っていた。

 仮面舞踏会でフランス王太子妃マリー・アントワネット(夢白あや)と出会ったスウェーデン貴族・フェルゼン(彩風)の愛と忠誠を描く。高き誇りを包みこむ様々なコスチュームを着こなす、りりしい姿で最後の男役を務めた。

 彩風は終演後のカーテンコールで「歴史の重みと、目の前にそびえ立つ大きな課題に、ただただ必死に作品とお役と向き合うお稽古の日々でございました。その日々すらも一日一日が愛おしく、そしてその中で、『ベルサイユのばら』に携わられました全ての方々の作品への熱い熱い想い、愛、作品を飛び越えて、宝塚への愛、未来へつなごうとする希望、時を超えても冷めることのない情熱をたくさん感じました」とOGらに感謝した。

 タカラヅカの代表作での卒業に「ステキな専科の皆様と、愛する雪組の仲間と『ベルサイユのばら』に挑戦できますこと、心から幸せに思います。お客様のお一人お一人の心に、この愛が届きますよう、千秋楽まで、心を込めて駆け抜けてまいりたいと思います」と、劇中挿入歌「駆けろペガサスの如(ごと)く」を重ね合わせるように話した。

 マリー役の夢白も落ち着いて堂々とした演技で、運命を受け入れるマリーを体現した。

 フェルゼンを陰から支える“男装の麗人”オスカルは次期トップ就任が決まった朝美絢(あさみ・じゅん)が務め、美しく気高き雄姿でファンの目を引いた。

 フィナーレでは、彩風が紅バラ色のトップの羽根を背負って登場。また、雪組の未来を託す朝美と左手を握り合う“引継ぎの儀”や「宝塚人生よ、サヨナラ」の意味がくみ取れる「セラビ・アデュー」を合唱する場面も。パレードでは異例の客席降りの演出もあった。

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