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巨人・阿部監督も雷!好機で連続3球三振の萩尾交代→若林が好返球で捕殺 貢献してこそ生き残れる

スポーツ報知 / 2024年7月7日 5時15分

優勢な試合展開も厳しい表情が続いた阿部監督(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―4巨人(6日・神宮)

 序盤の選手交代で巨人ベンチの空気がピリッと引き締まったように見えた。激しい雷雨の影響で61分遅れの午後7時1分プレーボールとなった神宮。開始直前に雨はやんだが、試合中に阿部慎之助監督(45)がカミナリを落とした。

 「7番・左翼」で10試合ぶりにスタメンの萩尾が3回1死満塁で3球三振。直後の3回の守備から左翼に若林を起用した。萩尾は初回2死一、二塁でも3球三振。両打席とも2球目のストライクを見逃し、3球目を空振りした。打席内容をシビアに見極めて、懲罰交代と言える決断を下した。

 試合の流れを重視する阿部監督。初回に岡本和の2ランで先制し、2―0の3回1死満塁で追加点を取れれば相手に与えるダメージも大きく、より主導権を握れる状況だった。だが萩尾が走者をかえせず無得点。「スタートで出るということは、それだけの責任があるということ」と先発出場の選手は簡単に代えない考えを持つ中で、凡退直後に切った守備交代のカード。絶対に相手に流れを渡さない意志の表れだった。

 積極的な采配が功を奏したのは4回の守備だ。2死一、二塁からオスナの左前安打で本塁を狙った二塁走者の山田を、若林がノーバウンド送球でアウトにした。阿部監督が「彼は動物的なところがある。ポテンシャルは素晴らしい」と評価する身体能力でグリフィンを救った。

 都内は日中の猛暑から一転、夕方から天候が悪化。巨人の練習開始直後の午後4時過ぎから雨が降り始め、激しい雷雨となって同4時半過ぎに途中で練習を切り上げた。「ガッシャーン」という雷の音が鳴り響き、豪雨が続いた影響で試合開始時刻が午後6時から同15分、同30分、午後7時と3度変更になったが、チームは3連勝で貯金3。「みんないい集中力を持ってやってくれたので。その結果だと思います」とたたえた。

 現状の外野は中堅・ヘルナンデスと右翼・丸が固定。左翼は立岡、若林、萩尾、佐々木らが日替わりで起用されており、2軍でも浅野らがその座を狙っている。与えられたチャンスでチームに貢献することが生き残る道。2戦連続2ケタ安打で快勝した試合の中で見せた萩尾の途中交代という采配に、競争を促す阿部監督の強いメッセージを感じた。(巨人担当キャップ・片岡 優帆)

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