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「過去最高のコンディション」35歳WBA王者きょう七夕決戦、尚弥超えで最年長統一王者へ「圧倒的な強さ見せる」

スポーツ報知 / 2024年7月7日 7時0分

計量を終えた井岡(左)はフェルナンド・マルティネスとにらみ合う(カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7日、東京・両国国技館)

 WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦の計量が6日、都内で行われた。WBA王者の井岡一翔は52・0キロ、IBF王者のフェルナンド・マルティネスが52・1キロでパスした。日本人最年長統一王者を目指す35歳の井岡は、勝てば世界戦23勝目。22勝で並んでいたスーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(31)=大橋=、スーパーミドル級統一王者サウル・アルバレス(33)=メキシコ=という2人の4団体統一王者を超え、現役最多となる。

 計量を終え、井岡とマルティネスがにらみ合う。18秒に及ぶフェースオフから先に目をそらしたのは、アルゼンチンからきたIBF王者だった。試合前日から強い覚悟を見せた井岡は「日本人の強さと闘志を見せて必ずベルトを統一したい」と勝利宣言した。

 これまでの世界戦で、22勝を積み上げた。今回の26度目となる世界戦に勝てば、勝利数で並んでいた米老舗メディア「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランキング)2位の尚弥と、同4位で“カネロ”の異名を持つアルバレスの一歩先を行くことになる。23勝の元世界3団体ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(42)=カザフスタン=は宣言こそしていないが引退状態。七夕決戦に勝利すれば事実上、井岡が現役単独最多となる。

 偉業を前に「これだけ世界戦の経験を積めたというのは、自分のボクシング人生の中で大きな経験。その経験を生かして、今回の試合にも臨む」と明かした。だが、見据えるのは未来だけ。「過去の経験よりこれからの挑戦の方が大事だと思っている」と35歳の王者は言い切った。

 「過去最高のコンディションといっていい」と自信を持って決戦を迎える。これまで、日本人男子の最年長統一戦勝利は14年にWBO、IBFミニマム級統一に成功した高山勝成(仲里)の31歳7か月だ。大幅更新に向け「圧倒的な強さを見せて統一する。それだけ。必ず勝ちたいと思います」。20代選手のように目をぎらつかせた。(戸田 幸治)

 【オフィシャル】▽レフェリー ルイス・パボン(プエルトリコ)▽ジャッジ スタンリー・クリストドーロー(南アフリカ)、エドワード・ヘルナンデス(米国)、ジャンピエール・バン・イムシュート(ベルギー)

 ◆ルール 1ラウンド(R)に何度ダウンしても試合を続行するIBFのフリーノックダウン制を採用。4Rまでに偶然のバッティングで続行不能の場合は引き分け、4R終了以降は採点による。試合途中の公開採点、当日計量なし。グラブは井岡が黒の日本製、マルティネスが青のメキシコ製。

 ◆配信 ABEMAが午後3時45分から無料生配信。試合は午後4時20分から8試合。メインは午後8時過ぎ開始予定。

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