【阪神】球団単独最多515勝の岡田監督、記念球は「家に持って帰りますけどね」決勝打の佐藤輝は「今までが悪すぎた」/一問一答
スポーツ報知 / 2024年7月6日 22時38分
◆JERAセ・リーグ 阪神2―1DeNA(6日・甲子園)
阪神・岡田彰布監督が球団の監督として歴代最多となる通算515勝目を挙げた。藤本定義氏を抜き、単独1位。6月以降、勝率5割で迎えた試合は4連勝とし、またも借金生活突入を阻止した。
先発の伊藤将が7回5安打1失点で6月7日・西武戦(甲子園)以来の4勝目。1―1の6回2死一、三塁から佐藤輝が決勝の右前適時打を放った。先制を許した試合は14連敗中だったが、5月19日のヤクルト戦(甲子園)以来となる逆転勝利となった。以下は岡田監督の一問一答
(テレビ中継の勝利インタビューで)
―初回は二盗を決められた直後、リクエスト成功で二塁走者をけん制アウトにした
「それは大きかったですね。初回ね、最低1点はやっぱり覚悟しないといけない展開だったけど」
―バッテリーは前の試合で三盗を決められたことも頭にあった
「いやいや、昨日じゃなしに、おとといからでしょ。よくアウトにしましたね」
―5回に小幡が同点打
「もうね、なんとか(前の打者の)坂本もサードに送ろうとする、そういうバッティングも光ったし。昨日もあそこで、同じ5回か、(走者を)かえせなかったので。早いイニングにかえせたのでね。後半勝負かなというような感じでいきましたね」
―佐藤輝が勝ち越し打
「左(投手)がくる、左一枚だったんだけど、たぶん左がくるだろうなと。5、6(番)のところでね。初球からミスショットしないでね、良かったと思いますよ。次も惜しかったですけどね、島田の当たりもね」
―佐藤の最近の打撃は
「結果も出てるしね。ホームランじゃなしに軽打というか、ヒットの積み重ねが最終的にホームランになるんじゃないですか」
―先制されてから逆転での勝利は久しぶり
「先制いうても、1点が本当の先制かなとは思うけど。まあ、反発力というか、そういうゲームが少ないんで、そういう展開になるんだけど。いつもこういう展開で勝つか負けるか。そんなんばっかりですけど」
―伊藤将が1カ月ぶりに勝利
「初回乗り切って、2回以降は低めに集まったし。オースティンには失投と思うけど。球数も少なかったけど、チャンス(で打席)も来たし、あそこまで投げればね。きょうは2人(ゲラ、岩崎)で済んだので。何とかあしたは2人を休ますようにしたいですけどね」
―得点後の守りは、6回も7回も併殺で切り抜けた
「そうですね。また初球、いきなりヒット打たれたけど。まあ、しのいで、しのいでじゃないですか」
―阪神の監督として歴代最多の通算515勝
「まあね、数字が出ると毎日がすごく長く感じるんでね。あんまり気にしないようにしてたんですけど。今日はボールもらいましたね、みんなも覚えてて」
―誰から受け取った
「坂本やったと思いますけどね」
―特別なボールになるか
「いやいや、当然家に持って帰りますけどね、それは」
―明日に向けて
「いつも5割になって、本当に苦しいね、そういう勝ち方というか。そこでまた今回も食い止めたので、もうちょっとゆっくり明日は野球したいと思いますね」
(囲み取材で)
―佐藤輝は初対戦の投手だったが
「来た球というか、ストレート狙ってて、あれも変化球が高めにポンと来たら、そんなのホームランとか狙わずにね。普通にバットが出ればいいんよ」
―ミスせずに仕留めた
「いつもいつも甘い球来るわけじゃないからな。でも、それは打席の中での集中力やろ。甘いボールにバットを振りにいくというかね、反応よ、やっぱりな」
―好調が続いているか
「まあ、いい状態というか。これからずっとやで、それは。ずっとやらなあかんことやで、積み重ねやからな。本当にいい状態やったら、もっとホームランがポンポン出とるやろ、本人の中では。今までは悪すぎたから、そういう感じで打ってやけど、まだまだこれからやんか。やっとこう、ヒットが出だしてな、そこにホームランがついてくるとかな」
―初回のけん制はベンチから見ててもアウトだと
「いや、アウトだと思った」
―伊藤将も低めに制球できれば、併殺も取れる
「そうよ、それが持ち味のピッチャーやからな、結局は。高めに行く時は、ちょっと反って投げるもんな。前回の初回もそうよ。今日も言うたけどな、投げ終わってから。やっぱ反ってる時が高め行ってるからな」
―攻撃は次の塁を狙う姿勢が出ていた
「坂本のとこもなあ。何としてもサードに送るという、そういうバッティングやろ、やっぱり。空振りとかすると何も起きんからな」
―貯金維持は大きいか
「いや、分からん。(いい形で)シーズン終わったら大きかったなって言えるやろ。今は分からん、今はまた減らさんように増やすことしか考えてないから」
―藤本定義さんは幼少期に見ていた監督では
「おお。そんな、あんな小さい時に監督なんか見てるかいな(笑い)。見るわけない、監督目当てに来てるんちゃうんやから」
―そんな人を超えた
「いやいや、それは、そんなあんまり気にせんな、おーん」
―2軍落ちの森下には教えたことをやって欲しい
「ちゃんとやればな。それだけよ」
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