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英2部ブリストルCへ移籍のパリ五輪MF平河悠 チームメートにJ1優勝の夢託す「ここまで来たら優勝を」

スポーツ報知 / 2024年7月6日 22時57分

町田・平河悠

◆明治安田J1リーグ▽第22節 町田1―0名古屋(6日・町田GIONスタジアム)

 町田はイングランド2部ブリストル・シティーへの期限付き移籍が確実となっているパリ五輪代表MF平河悠(23)のラストマッチに1―0と勝利し、首位をキープした。MF下田北斗(32)の先制ゴールを演出した平河は、約3年間過ごしたクラブへの感謝の思いを語り、首位に立つチームにJ1優勝の夢を託した。

 勝利、そしてチームメートからの胴上げで、約3年間過ごした町田から送り出された。クラブ生え抜きとしては初の海外移籍へ挑むラストマッチを飾り、試合後はサポーターからも温かく送り出された平河。「(町田に)声をかけてもらった時は、何の根拠もなく活躍できると直感だけで決めた。(町田から海外の)一人目として、ふさわしい結果を必ず残したい」とクラブの新たな歴史をつくるべく、決意を語った。

 試合前には海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、この試合後にチームを離脱することがクラブから発表された。山梨学院大から21年に特別指定で町田に加わり、23年に正式加入。プロとしての基盤を築いた町田での最後の試合に「ただの1試合ではなかったし、いつも通り入ろうと思っていたんですけど、複雑な気持ちがあった」。そんな中で、前半30分にはMF下田の先制ゴールにつながるパスを出すなど、勝利に貢献。後半アディショナルタイムに拍手の中で交代した。

 今季は攻守に強度あるプレーでチームの首位快走をけん引し、J1屈指のアタッカーへと駆け上がって海外移籍のチャンスをつかんだ。近日中にブリストルCと正式契約を結ぶが、クラブからパリ五輪出場への許可は出ており、支障はないという。町田ではポポビッチ前監督(現鹿島監督)に大学生ながらチャンスを与えられ、23年に就任した黒田剛監督の下でさらに成長。ふたりの監督に加え、大学時代、いち早くオファーを出してくれた強化部・丸山竜平氏の名前も挙げ「感謝の気持ちでいっぱいです」と町田で関わってきた人々への思いを明かした。

 無名だった佐賀東高時代、一時はサッカーの道を諦めて就職を考えた。「10代のころはプロにもなれないと思っていたので、(海外移籍は)夢にも思っていなかった」。大学、J2、そしてJ1と一歩ずつ階段を上り、パリ五輪出場、そして欧州でのプレーという道も切り開いた平河。チームにとっては大きな戦力ダウンとなるが、快く送り出してくれたチームメートたちに「ここまで来たら優勝して欲しいと伝えました」とうなずき、J1初優勝の夢を仲間たちに託した。

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