【採点＆寸評】鹿島“再出発”の一戦で札幌に２―０ 鈴木優磨のアシストから師岡＆藤井が待望初ゴール

鹿島の先発布陣（２０２４年７月７日）

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第２２節　鹿島２―０札幌（６日・カシマスタジアム）

　鹿島は札幌を２―０で下し、５戦ぶりに勝利した。後半に師岡柊生、藤井智也がともに今季初ゴールを挙げた。順位は２位のまま、首位町田との勝ち点差は５。

　採点と寸評は以下の通り。

ポポヴィッチ監督【６・０】「我慢の采配」が勝利に結びつく。相手が不調だったとは言え“海舟ロス”なく試合内容で圧倒。２点は少ないが

ＧＫ早川友基【７・０】苦難続きの試合だったが、何度も立ち上がり、ゴールを守り抜いた。七転び八弾き

ＤＦ濃野公人【６・０】前半の惜しいシュートに「シュート１番上手いの右ＳＢじゃん…」と心の中でつぶやいた人も多かったのではないか（何を隠そうスポーツ報知鹿島担当がそうでした）

ＤＦ植田直通【６・５】ゴールライン上で魂のシュートブロック。札幌の前３枚に決定的な仕事をさせず

ＤＦ関川郁万【６・０】植田に負けじと、終了間際にライン上で決死のクリア

ＤＦ安西幸輝【６・０】柴崎のレギュラー定着は、安西の足かせを外すことにもなるだろう。ガンガンつないでガンガン上がることを期待

ＭＦ知念慶【６・５】記録上は鈴木優磨の２アシストだが、どちらも鈴木に展開したのは知念。アシストのアシスト×２。鈴木優磨がゲットしたザ・プレミアムモルツ賞のプレモル、何本か譲ってあげてほしい

ＭＦ柴崎岳【６・５】縦パスが「ビシッ」としており、受ける側がびっくりする場面も。強度においても、欧州でキャリアを積んできただけのものはある

ＭＦ樋口雄太【６・０】派手なミスもあったが決定機のお膳立ても２度あり、前半限りでの交代は戦術上のものだろう。継続、継続

ＭＦ名古新太郎【５・５】前半だけでシュート４本も空砲続き。その他の貢献が大きいので低評価はしづらいが、絶対的レギュラーとして、ここは厳しく

ＭＦ師岡柊生【６・０】ついに、やっと、お待ちかねのプロ初ゴール。だいぶ溜まっていたので「ケチャドバ理論」で言えば残り１６試合で４８ゴール３２アシストぐらいできそう

ＦＷ鈴木優磨【７・５】圧巻の２アシスト。試合後にはプレモルを贈呈され、歓喜の咆哮。あの姿はサントリーさんも嬉しいだろう。あるかＣＭオファー

ＦＷチャブリッチ【５・５】後半開始時ＩＮ。４本打ったが入らず。ただ、守備で監督の要求に応えつつ、好機でシュートを放つところまではできている。言わば第２フェーズであり、もう一皮むければ完全体

ＭＦ藤井智也【７・０】ようやく、とうとう、待望の今季初ゴール。だいぶ溜まっていたので「ケチャドバ理論」で言えば残り１６試合で３２ゴール４８アシストぐらいできそう

ＭＦパレジ【―】後半３７分ＩＮ。出場時間短く採点なし

ＭＦ土居聖真【―】後半４４分ＩＮ。出場時間短く採点なし

ＤＦ須貝英大【―】後半４４分ＩＮ。出場時間短く採点なし

※平均は５・５～６・０点。ＭＯＭはマン・オブ・ザ・マッチ（採点・岡島　智哉）