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J1札幌 クラブ史上ワースト5試合連続無得点…けが人続出で泥沼の8連敗

スポーツ報知 / 2024年7月7日 8時47分

札幌・ペドロヴィッチ監督

◇明治安田J1リーグ 第22節 鹿島2-0札幌(6日・カシマ)

 北海道コンサドーレ札幌が、クラブ史上最長となる5試合連続無得点で、8連敗を喫した。アウェー・鹿島戦は後半16分に先制を許し、その5分後にも加点され、0―2で敗れた。前半33分にMF小林祐希(32)が負傷交代するなどアクシデントがある中、終盤は猛攻を仕掛け、相手ゴールに迫った。しかしあと一歩で得点には至らず、またしても勝利を手にできなかった。

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 試合終盤、相手陣内に入り込み、札幌はシュートを放ち続けたが、すんでのところで鹿島の壁に阻まれ続けた。8連敗に加え、クラブワーストとなる5試合連続の無得点。終了間際に決定機を阻まれたFW大森真吾(23)は「入ってくれると思ったが、ああいうところを決めさせないのが強いチーム」と悔しさをにじませた。

 度重なるアクシデントがのしかかった。この日の午前中、左ウィングバックで先発が予定されていた菅大輝(25)が右ふくらはぎに張りが出た影響で、欠場を余儀なくされた。前半33分には小林が右太もも裏を痛めて退場。FW鈴木武蔵(30)とともに、2トップを組んでいた一翼が欠け、ゲームプランの再考を余儀なくされた。

 最下位に沈む状況に追い打ちをかける事態の中も、菅に代わって初の先発出場を果たした高卒ルーキーのMF原康介(18)は果敢にドリブルを仕掛けた。小林から代わった大森も「前でポイントを作りたかった」と右に流れるなどしてボールを受け、好機を作るべく、必死で戦った。2点リードされても最後まで反撃を試み続けた姿勢に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「レギュラー9人がけがをしている中で、出場した選手が素晴らしい戦いを見せてくれた」と称賛を惜しまなかった。

 苦境は続くが、加入2戦目で初先発したDF大崎玲央(32)は「結果がすべて」と認めながらも「今日の前半のように体を張れば失点は防げる」と守備面での一定の手応えは強調。得点から遠ざかる状況にも「あきらめずに打ち続けるしかない」と前を向いた。前半45分に放ったシュートが、鹿島DF植田に止められた武蔵は「0で終わるのは悔しい」と唇をかみつつ、「しっかりブロックを作るという方向性での戦い方は示せたし、決定機も作れていた。こういう状況でも気後れせずに打っていくしかない」と気持ちを奮い立たせた。残留圏17位鳥栖との勝ち点差は12にまで広がったが、可能性のある限り、下は向かない。(砂田 秀人)

 ★MF原(リーグ戦初先発)「聞いたのは昼食の時だったが準備はしてるので。もっと仕掛けられる場面はあった。強度は上げていかないといけないと感じた」

 ◆札幌の連続無得点 5試合連続は1996年のクラブ創設史上、初となる。4試合連続は過去3度。J1で最下位に終わり、2度目の降格となった02年第2ステージ第6節0●1磐田、第7節0●3清水、第8節0●4FC東京、第9節0●1G大阪が最初。J2で6位だった05年は第4~7節(●●△△)、同10位の15年は第26~29節(●●△△)。全て敗れたのは02年しかなかったが、今回はそれを下回る結果となった。

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