ボーイズリーグ 札幌豊平がサヨナラでジャイアンツカップ切符

ジャイアンツカップ本戦進出を決めた札幌豊平

◇全日本中学野球選手権北海道地区大会　札幌白石ボニー１－１１札幌豊平ボーイズ＝６回コールド＝、札幌豊平ボーイズ３－２札幌東シニア＝延長１１回タイブレーク＝（６日・サングリンスタジアム）

　全日本中学野球選手権（ジャイアンツカップ＝８月２０日から東京Ｄほか）の出場権を懸けた北海道地区大会（報知新聞社など主催）が６日、夕張サングリンスタジアムで行われた。ボーイズリーグ、シニアリーグポニーリーグの代表３チームが出場してリーグ戦を実施。札幌豊平ボーイズが札幌白石ポニー、札幌東シニアを連破し、ボーイズ勢としては２０１６年の旭川大雪以来、８年ぶりの本戦切符をつかんだ。

　札幌豊平が厚い壁を突き破った。札幌白石ポニーに快勝して迎えた札幌東シニア戦。延長タイブレーク（１死満塁で開始）の１１回に１点を勝ち越されたが、その裏、３番・小野寺泰星（３年）が右前へ同点打、続く前川漣太郎（３年）が中前に打ち返してサヨナラの走者を迎えた。「ベンチの雰囲気も良かったし、負ける気はしなかった」。霧雨の中で４番の笑顔がはじけた。前川、松本健（３年）がともに１失点と力投し、守備も無失策。攻守の粘り強さでボーイズ勢８年ぶりの道代表の座をつかみ取り、前川は「挑戦者の気持ちで自分たちの野球を」とさらなる高みを見据えた。