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【三重】創部5年目の野球部に通算24発のプロ注目スラッガー 申告故意四球に外野4人態勢

スポーツ報知 / 2024年7月7日 14時1分

初戦に臨んだ神村学園高伊賀のプロ注目・寺井 

◆第106回全国高校野球選手権三重大会▽1回戦 神村学園高伊賀4―3津東(7日・津市営球場)

 神村学園高伊賀が、津東との接戦を制した。

 プロ注目で高校通算24本塁打を誇る寺井広大右翼手(3年)は3打数無安打に終わった。ただ、初回無死一、二塁で四球を選んでその後の先制点につなげると、2回1死二、三塁では申告故意四球で出塁。さらに5回先頭では外野4人態勢を敷かれ、8回1死一塁では2ボールから投手交代されるなど、徹底的に警戒された。「打ちに焦ったかなと思う」。快音を響かせることはできなかったが、主将としてチームをけん引した。

 創部5年目の野球部に現れた左のスラッガー。「親の支えがあったからこそ野球ができている。高校では外に出て、洗濯もご飯も全部自分がしないといけない中で、どれだけ自分ができるか、自分を試すという思いで」と、滋賀から進学を決めた。昨秋の三重県大会では、春夏秋通じて初めて4強入り。「(プロには)高卒で行きたい」と寺井。この夏、伊賀・名張地区では初となる甲子園出場を目指し、アピールを続ける。

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