令和ロマン“３度目の正直”でＡＢＣお笑いグランプリＶ！ Ｍ―１王者の優勝は史上初「やっと成仏できます」

漫才コンビ「令和ロマン」の高比良くるま（左）と松井ケムリ

　芸歴１０年以下を対象にした若手お笑い芸人の登竜門「ＡＢＣお笑いグランプリ２０２４」の決勝が７日、大阪・ＡＢＣテレビで開かれ、漫才コンビ「令和ロマン」が優勝。第４５代王者となり、賞金１００万円と新設のチャンピオンベルトを獲得した。

　昨年の「Ｍ―１グランプリ」を制した令和ロマンだが、「ＡＢＣ―」は２２、２３年と２年連続で準Ｖ。３度目の正直となった。

　同大会は「霜降り明星」が１７年で優勝した後、１８年にＭ―１を制したが、Ｍ―１王者が「ＡＢＣ―」で優勝したのは史上初。

　決勝には１２組が出場し、４組ずつ３ブロックに分かれ、（Ａ）ダウ９００００、（Ｂ）青色１号、（Ｃ）令和ロマンが最終決戦へ。審査員７人×１００点のうち、令和ロマンが６５９点を獲得。青色１号（６５５点）を４点上回った。ダウ９００００は６４８点だった。

　ボケの高比良くるまは「本当は、出るのはどうなんだろうと思っていましたが、いざ優勝したらめちゃくちゃうれしい！」。ツッコミ・松井ケムリは「やっと成仏できます」と喜んだ。２人は今年のＭ―１にも出場を表明しており、くるまは「後はＭ―グランプリでお会いしましょう」と連覇に意欲を示した。なお、賞金１００万円は今回はケムリが独り占めするという。