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阿部監督「丸があれだけ打ってくれているから」巨人4連勝で首位広島と0差 

スポーツ報知 / 2024年7月8日 5時0分

4安打1本塁打の大活躍を見せた丸は試合後「日本一」「優勝!」と書かれた七夕飾りの短冊を手にする(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―7巨人(7日・神宮)

 2位・巨人がヤクルトに快勝して4連勝とし、首位・広島に0ゲーム差に肉薄した。丸佳浩外野手(35)が2回の7号2ランを含む4安打で打線をけん引。今季初の3戦連続2ケタ11安打で7点を奪い、同2度目の同一カード3連戦3連勝。5回3失点の菅野智之投手(34)は、チームトップタイの7勝目を挙げた。1差に4チームがひしめく大混戦の中、9日からは敵地で広島との直接対決2連戦。今季0勝4敗2分けと苦手なマツダを克服し、6月6日以来の首位浮上を狙う。

 G党の願いをかなえる完ぺきなアーチだった。4点リードの2回1死二塁、丸は1ボール1ストライクから、サイスニードの123キロナックルカーブを完ぺきにとらえた。放物線を描いた打球はバックスクリーン左に飛び込む7号2ラン。「1点でも多く点を取りたいと思って打席に入りました。本当に久しぶりにいい所に当たったなと思います」。初戦の6号ソロに続く今カード2発目のアーチで勝利を決定づけた。

 丸のバットから猛攻が始まった。初回先頭で中前安打を放ったのを手始めに、岡本和の2点タイムリー、大城卓の3号2ランで、いきなり4得点を奪取。「何とか1打席目からチームに勢いを与えることができたのかなと思います」と11安打7得点の口火を切った。5日のカード初戦でも、初回に先頭の丸の中前安打から4得点。今季初の3戦連続2ケタ安打と好調な打線をけん引する35歳について、阿部慎之助監督(45)も「それが全てだよね。大量得点もそうだし、初回に得点できているのは、丸があれだけ打ってくれているから」と称賛した。

 勢いはさらに加速した。4回には右前安打を放ち、今季リーグトップタイとなる8度目の猛打賞を記録。これで史上63人目となる通算3000塁打を達成した。現役では巨人・坂本、西武・中村、楽天・浅村に続く4人目の到達。「初めて知ったのでびっくりしているんですけど、こういう節目は普段からサポートしてくれるみなさんのおかげ」と周囲に感謝した。9回にも中前へ今季2度目となる4安打目を放ち、打率は3割1分5厘まで浮上した。

 先発バッテリーの菅野と小林とは同学年。自身を含め昨季は3人とも苦しい時期を過ごしたが、35歳を迎える今季は見事に復活を果たした。「刺激をもらっているというより、単純にうれしい。あの2人は経験があるし、今は1軍のベンチも若い選手たちが多いから、彼らの野球に取り組む姿勢は勉強になると思う。僕も2人がいるから、チャラチャラせずに頑張っています」。ベテラントリオが、結果でも精神面でもチームを支えている。

 同一カード3連勝は、4月12~14日の広島戦(東京D)以来3か月ぶり。6月29日時点で4・5ゲーム差あった首位・広島にゲーム差0と肉薄した。9日からは広島に乗り込み、直接対決を迎える。「今日は七夕なんで、日本の平均気温が3度下がってくれたらいいかなと思います」と滝のような汗を流しながら願った背番号8。首位奪取―。その願いはこの男がかなえる。(井上 信太郎)

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