静岡に“膝つき打法”球児登場!「最初は本当に打てるのかなって思っていたけど」
スポーツ報知 / 2024年7月8日 5時30分
◇全国高校野球選手権静岡大会 ▽1回戦 小笠17-3横須賀=5回コールド=(7日・浜岡)
静岡では1回戦で横須賀に17―3で5回コールド勝ちした小笠の松下瑞希二塁手(3年)が「膝付き打法」で2安打2打点と躍動した。
独特な構えから安打を連発した。小笠の7番・松下瑞希が2点を先行した初回2死一、二塁から右前打で好機を広げると、2回は2死二、三塁から右前へ2点適時打。5回コールド発進に貢献した。
右膝を地面について左打席に立つ、一風変わったフォーム。投球と同時に軽く右足を上げてタイミングを取り、鋭くバットを振り抜く。「重心をためて、足を使わないとスイングできない。手だけで打つクセがあったので僕にはこれが合ってます」と、うなずく。
チームでは“片膝つき打法”で浸透。元々、知徳のプロ注目198センチ右腕・小船翼(3年)対策で全員が取り組んだフォームだった。5月の練習試合で対戦するMAX152キロ右腕を攻略するため、榑松俊輝監督(50)が城西大時代の仲間から教わった打法を導入。「速球に負けず、ミートポイントへ早くバットを出せるように意識させたかった」。知徳との試合は負けたものの、「安打は出ていた」と一定の結果は残した。
チームメートが断念する中、レギュラーでただ一人続けた。6月に一度は以前のフォームに戻したが、本番2週間ほど前に再び、変更。「最初は本当に打てるのかなって思ったけど、率も上がってきて、今ではこっちの方がしっくりくる」と、手応えをつかむ。
2回戦はシードの浜松工と対戦だ。「一つの壁。ここを倒せば、目標の8強に勢いがつくと思う」と、力こぶだ。「“松下打法”と周りから言ってもらえるぐらいに、次も打ちたい」。独特なフォームを確立した松下がバットで強豪撃破をもくろむ。(塩沢 武士)
◆個性派〇〇打法の球児
ダンゴムシ(00年=沖縄) 那覇の比嘉忠志が上半身を本塁に覆いかぶせるようなフォームを披露。夏の甲子園の人気者に。
ヌンチャク(15年=埼玉) 滑川総合の馬場優治が、代打でバットをヌンチャクのように振り回す派手なアクション。「忍者打者」として米国でも動画が広まった。
逆一本足(16年=西東京) 和光の室橋達人が左打席で軸足の左足を上げる打法で中越え三塁打。
ヘリコプター打法(16年=滋賀) 滋賀学園の4番・馬越大地が、頭上でバットを大きくグルグル旋回させるフォームでセンバツ8強入りに貢献。
行ったり来たり(22年=佐賀) 有田工の山口洸生が1球ごとに左右の打席を入れ替えた。夏の甲子園では審判に1球ごとの入れ替えを“禁止”された。
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