パリ五輪新種目 ブレイキン、ＳＨＩＧＥＫＩＸとＡＭＩが抱負「自分らしさ全開、全力で楽しむ」

ダンスバトル「Red Bull BC One」のトークセッションに参加したブレイキン日本代表の湯浅亜美（左から２番目）と半井重幸（同３番目）

　パリ五輪新種目のブレイキンで、日本代表の半井重幸（第一生命保険）＝ダンサー名・ＳＨＩＧＥＫＩＸ＝と湯浅亜美（同・ＡＭＩ）が７日、最高峰のダンスバトル「Ｒｅｄ　Ｂｕｌｌ　ＢＣ　Ｏｎｅ」のトークセッションに参加。６月の五輪予選シリーズを勝ち抜いた湯浅は「自分らしさ全開で、全力で楽しむ」と、意気込みを語った。

　ＳＨＩＧＥＫＩＸ、ＡＭＩらは５日に日本代表の結団式、壮行会に出席。壮行会では、地元の小学生ら約６０００人から大きなエールをもらった。「ブレイキンは知らないけど、自分が日本代表になったことによって応援してもらえた人もいた。日本代表になるって、こんな感じなんだと」とＡＭＩ。日本選手団の旗手を務めるＳＨＩＧＥＫＩＸは「こんなに光栄なことはない。うれしさという感情にとどまらず、そこから芽生えてくる自覚、責任感も生まれてきた」と、気を引き締めた。

　今大会で初採用されるブレイキン。日本は男女でメダル獲得が期待される。五輪に参加する意義として、ＳＨＩＧＥＫＩＸは「可能性を頂けた。スポーツやブレイキンにとどまらず、何かに夢中になって目標を立てて、そこに全力で挑む素晴らしさ、達成感、満足感を世界中の人に伝えていける。そういう存在になっていきたい」。ＡＭＩも「応援してくれている人たちが望んでいるのは、ＡＭＩらしい踊りをして楽しむこと。自分の踊りをするためには勝ち進まないといけないので、たくさん踊れるように目の前の相手を全力で倒しにいきたい」と気持ちを高めた。