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【阪神】岡田彰布監督、右ゴロを狙った度会隆輝の送球は「いいボールやったらアウトでした」 一問一答

スポーツ報知 / 2024年7月7日 22時51分

激戦に疲れた表情の岡田彰布監督(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神―DeNA(7日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、今季4度目のサヨナラ勝ちをかみしめた。1点ビハインドで迎えた9回2死満塁の絶好機。代打・原口が森原から右前にはじき返し、右ゴロを狙った度会の一塁送球がそれて一気に2人の走者が生還した。七夕の夜に甲子園は歓喜。2カード連続の勝ち越しで首位・広島に1ゲーム差に迫った。

 以下、監督の一問一答。

(テレビインタビュー)

―最後のシーンはどんな気持ちで。

「いやいや、ファースト投げたんでね。今、映像見てたら、いいボールやったらアウトでしたね」

―予想外の幕切れ。原口が期待に応えた。

「久しぶりやったんですけどね。もうあと(野手)2人しか残ってないし、渡辺と原口だったんだけど、まあ、ファーストを守るというのもあったし、おとといは渡辺がいいところで打ったので、きょうは原口かなと思ったですね」

―7月7日、七夕の夜に劇的な勝利。

「劇的いうか、昨日ね、だから、連投なるんでね、(今日は)ゲラと岩崎を使わないようにって。本当はこんな展開を描いたんじゃないんだけど、こういう展開で使わないで勝つこともあるんだなって。最後はそう思いましたね」

―下位打線が大きなポイントだった。

「どっちかいうときょうはね、クリーンアップが全然機能してなかったんですけど、まあ、うまくつないでね、近本にヒットが出たので、そのへんで点が入るような感じって言うたらおかしいですけど、なんかこう躍動している感じはありましたね。下位からの打線でね」

―近本、中野にタイムリーが出たのは明るい兆しか。

「いやいや、まあだから、下位打線が塁に出ているからタイムリーになるので、だからいろんな点の取り方、バリエーションをね、まあいいときはそういう形で1、2番に打点が付くことが多かったし、そういう形はもっともっと早くつくっていかなければいけなかったかもわからないですね」

―球場を一変させたのが野口。

「どっちかを使おうと思っていたんだけど、豊田とね、豊田は先輩だから、もうそのくらいの理由しかなかった。もうね、いくなら思い切って3番でと思ったけど、(豊田は)だいぶ緊張してたっていうたらおかしいけど、いい結果を出してほしかったけど、これはまだまだこれからなんでね」

―野口も。

「そうですね。いい形で出たのでね、当然ピッチャーもね、どんどん代えるような展開でね、またチャンス来るかなと思って、あのへんが今日はね、6番くらいからの方がね、チャンスが来てたんでね」

―3点差以上の逆転勝利は今季初。

「ああそう、初めてって、俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」

―こういう展開で勝てたのは大きい。

「いやいや、大きいていうか、いつも1点、2点の延長ていうのが多かったけど、初めての点の取り合いでしょ。それを勝ちきったのはやっぱり大きいですね」

―2カード連続の勝ち越し。

「来週また2試合になるんでね、今日は2人休めたんでね、そういう意味ではいい休みになったと思うんで、オールスターまで何とかね、一つでも二つでも貯金増やせるような形でオールスター迎えたいと思いますね」

(ペン囲み)

―やれやれというか、良かった。

「いや、良かったっていうか、そらまあ、久しぶりのこういう展開やからな、どっちも点とってね、そういうシーソーゲームというか、今までは点の入らないシーソーゲームやからなあ、やっぱり動きがあったからなんか行けるんちゃうかというのはあったよ、やっぱりな、流れ的にな」

―きょうは反発力があった。

「いや、1試合だけやんか、そんなもん(笑い)。初めて言うてんのにそんなもん、今年初めてで、何試合してんのそんなもん」

―相手のミスもあるがツキのある勝ち方はこれまでなかった。

「ツキというか、今年は結構ファインプレー取られてるの多いよ、ほんとに多い、いいとこでな。初めてな、相手のミスでもらった点というか、久しぶりじゃないか、こんなの、うん」

―野口のような新戦力。

「いやそら当然出てこないと、しんどいよ、そら、去年のままじゃ、おーん」

―しっかり内容のある打席を。

「いやもうその通りよ、見たら分かるやん、そんなんなあ、おーん。最後お前、残そうと思ったら、足がつってます言いやがって(笑い)。帰ってこられへんやん、お前。一塁コーチャーがなあ、足つってます言うて、情けない(笑い)。初めてやもんなあ、守ってやらせて」

―それだけ緊張も。

「まあそうやろなあ、そら初めての出場みたいなもんやから、守ってなあ、おーん。そら初めて三塁まで走ったやろ」

―打撃はやっぱりいいものが。

「いや、そらいいよ、おーん。だからなあ、ちょっとずーっと右ピッチャーやったからな、で島田もよかったからな、なかなか使うチャンスなかったけど、今日は左やったからな、豊田か野口でな、2人で行こうと思っとったけどな」

―原口が初球打。経験がある。

「まあ、ねえ、結局もうちょっとチャンスでなぁ、最後な、最後の詰めでやっぱりボール球を振るからやっぱりこういうふうになるんやで。もうちょっと楽にいけてるよ、おーん。もっとボール球を見切れたらな。まあ、でもな、なかなかファウル、ファウルであってくるのは難しよ。チャンスとかで。やっぱり一発で仕留める方がな、そっちの方が大事、おーん。相手に与える影響も全然違うと思うし、なあ、おーん」

―仮に12回までいっても岩崎、ゲラは使っていなかった。

「いや、もう使わん予定やった、今日は、おーん。最後もあれや、1点差ちごうたら富田やった。2点差やったら富田でいく予定やった。桐敷も使わんとこうかなと思ってたけど。1点になったらな、使わんとしょうがない、やっぱり。お客さんもみんなおるわけやからな。1点だと分からんていう展開になるからな」

―2カード連続勝ち越しは交流戦以来。

「ああ、そう。そんなずっと忘れてたわ」

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