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【阪神】「お母さんやったよ!」野口恭佑がプロ初安打&初打点でサヨナラ呼んだ 

スポーツ報知 / 2024年7月8日 5時0分

ヒーローインタビューでガッツポーズする(左から)桐敷拓馬、野口恭佑、原口文仁(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神―DeNA(7日・甲子園)

 阪神・野口がプロ初安打&初打点で今季4度目のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。0―4の5回無死一塁、代打で登場すると、DeNA・ケイの153キロを右前へはじき返し、うれしいプロ初安打だ。勢いに乗ると、6回1死満塁では3点目となる中犠飛。「今日はお母さんが来ていたのでいいところ見せられて良かった。お母さんやったよ!」。首位・広島に1ゲーム差と迫り、お立ち台で声を張り上げた。

 3点差を逆転したのは、今季初。12安打で6点を挙げた打線の主役を張ったが、8回には代走を送られ途中交代。「ふくらはぎをつって、太もも裏をつりはじめ…。最後は両足でした」。6回の打席後にはスポーツドリンクを一気飲みしたが「もう走れない」と“自己申告”。岡田監督は「最後残そうと思ったら、情けない」と苦笑いしたが打撃を「そらええよ」と絶賛した。

 最後にライトゴロを狙ったDeNAの守備について岡田監督は「いいボールやったらアウトやったね」と冷静に振り返り、打線の反発力についても「いや、まだ1つだけやんか」と受け流した。「チームに貢献できるように体力つけて」と照れ笑いを浮かべた野口。前日6日の深夜にはルーズリーフに「初安打打てますように」と記した育成出身の23歳が、七夕の夜に夢を実現させた。(直川 響)

 ◆野口 恭佑(のぐち・きょうすけ)2000年7月17日生まれ。長崎県出身。23歳。創成館で3年春夏に甲子園出場。18年夏の甲子園1回戦では創志学園・西純(現阪神)と対戦し2打数無安打。九産大では2年時に大学日本代表候補選出。22年育成ドラフト1位で阪神入団。23年11月、支配下登録。今年6月28日、1軍初昇格。同29日のヤクルト戦で初出場。180センチ、86キロ。右投右打。

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