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【高校野球】ベンチ入り20人中17人が出場、東北が総力戦で快勝発進…漢字1字スローガンは「咲」…花を「夏に満開にできるように」 

スポーツ報知 / 2024年7月8日 6時20分

先制打を含む2打数2安打2打点の東北・畠山主将

◆第106回全国高校野球選手権 宮城大会 ▽1回戦 東北7-0気仙沼=7回コールド=(7日・鹿島台中央)

 宮城1回戦で東北が気仙沼に7―0で7回コールド勝ちした。ベンチ入り20人中17人が出場する“全員野球”を披露。16年以来となる夏の甲子園出場に向けて快勝発進した。

 最後の夏は全員で勝つんだと、東北の選手たちがグラウンドでもベンチでも“全力プレー”を見せた。17選手が出場し、7回コールドで初戦突破だ。初回に1番・西城雄世中堅手(3年)が左前打で勢いづけると、1死三塁で3番・右翼の畠山重汰主将(3年)が先制の左前適時打。12安打7得点とそつのない攻撃を見せた。投げては先発して2回無失点のエース右腕・進藤愛輝(3年)をはじめ、計4投手がゼロ封リレーだ。

 「自分たちは総力戦で戦ってきた」と話した畠山主将は、「(控えでも)打撃のいい選手や足の速い選手もいる。誰が出ても変わらない」と胸を張った。佐藤洋監督は「代えられても(代わりに出た選手を)応援するようになった。みんなで頑張ろうという気持ちが上がってきた」と評価。ベンチから選手を後押しする声が何度も響くなど、チーム一丸となって戦い抜く姿勢を初戦から実践した。

 チームでは毎年、スローガンである漢字一文字を決める。今年の文字は「咲」。一人一人が大きな花を咲かせられるように、と願いを込めた。大会前に作ったTシャツの左袖にも記されている。畠山主将は「(昨秋、今春は)花を咲かせられなかったので」と決意をにじませ、西城は「夏に満開にできるように目指していきたい」と笑顔で語った。8年ぶりの夏の甲子園出場という大輪の花を咲かせるために、これからも部員全員で目の前の相手にぶつかっていく。(有吉 広紀)

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