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【高校野球】浜北西、181センチ、61キロ、細身のエース山下祐汰が2失点完投「自分が投げきります」…満塁走者一掃V打も

スポーツ報知 / 2024年7月8日 6時36分

2回2死満塁、中越えに走者一掃の適時二塁打を放ちガッツポーズする浜北西・山下祐

◆第106回全国高校野球選手権 静岡大会▽1回戦 浜北西4-2清水桜が丘(7日・ちゅーる)

 1回戦の22試合が行われた。浜北西は清水桜が丘に4―2で勝利した。エース・山下祐汰(3年)が2失点で完投し、自ら満塁走者一掃の決勝打を放つなど活躍した。

 気力を振り絞った。9回2死二塁。二ゴロで締めた浜北西・山下祐の表情が自然と緩む。8安打2失点で公式戦2度目の完投。強い日差しの照りつけるマウンドで130球を投げ抜いた右腕は「点も取られましたが、立ち直ることができて良かった」と汗を拭った。

 181センチ、61キロの細身ながら馬力は決して低くない。直球を軸に組み立て、3回に4安打で2点を失ったものの、以降は6回1死二塁をしのぐなど0を並べた。体調を心配した井上智明監督(53)から毎回のように交代を打診されたが「自分が投げ切ります」とマウンドは譲らなかった。

 入学時は身長が174センチで体重は40キロ台だった。「食べても横(体重)に付かない」体質に苦しみながらも、好物のしょうゆラーメンを腹に収め続け3年間で10キロ以上の増量に成功した。今大会前には酷暑を見据え、自主的にポール間走に取り組み体力を蓄えてきた。「打撃練習はほぼ0」ながら、2回2死満塁では内角高め直球を捉え中越えに走者一掃の決勝二塁打。「自分が一番びっくりした」と笑いつつ、非力でないことを証明してみせた。

 名門・静岡のエース・谷脇健心(3年)は中学の同級生。「背中を追いかけてきた」存在との対戦も夢見ている。勝てば目標のベスト32入りがかなう2回戦は島田樟誠と対戦する。「挑戦者の気持ちで戦いたい」と意気込んだ細身のエースが、浜北西を繁盛させる。(武藤 瑞基)

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