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【高校野球】6年ぶり単独出場 佐久間は10年ぶり1勝ならず…弓道部、陸上部から助っ人で10人

スポーツ報知 / 2024年7月8日 7時3分

試合後、佐久間ナイン(奥)はベンチ前に整列し、浜松湖東の校歌斉唱を見守った

◆第106回全国高校野球選手権 静岡大会▽1回戦 浜北湖東11-1佐久間(7日・磐田)

 6年ぶりに単独出場した佐久間は、浜松湖東に1―11の5回コールド負け、10年ぶりの1勝はかなわなかった。

 6年ぶりに単独出場を果たした佐久間の校歌斉唱はかなわなかった。最終回となった0―11の5回2死一、三塁から、伊藤健投手(1年)の左翼線二塁打でチーム初得点。コールド阻止へあと1点届かなかったが、最後まで意地を見せた。

 赤石颯飛主将(3年)は、敗戦に目を赤くしていたが「地域でこんなにも応援してもらえる野球部は佐久間だけ。全力を見せて恩返しをしたいと思っていた」。浜松山間部にある佐久間から駆けつけてくれた家族、全校生徒51人の同校から来た29人の“応援団”、卒業生、地域住民に感謝した。

 部員は8人。連合を組むチームがなく単独になると分かったのは、大会まで2か月切った5月上旬だった。弓道部、陸上部から助っ人を借り、10選手となった。様々な協力の下で臨んだ一戦。0―9の4回1死一、二塁からは遊撃から3番手で登板した。1回2/3を投げ2失点したが苦楽をともにした佐藤龍捕手、河村朔太郎中堅手との最上級生センターラインに満足げだった。「この3人で最後の夏に臨めてよかった。永遠に続く仲だと思う。いい思い出にできたら」と笑顔。「来年も単独で出てほしい気持ちがあるが、単独でなくても佐久間という野球部がある限り応援していきたい」と愛を深めていた。

(伊藤 明日香)

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