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【高校野球】富士市立が静清との実力校対決制す…エース小浜将太朗が8回2失点&3安打「右足がつりそうで限界でした」

スポーツ報知 / 2024年7月8日 7時14分

8回を投げ静清打線を2点に抑えた富士市立・小浜

◆第106回全国高校野球選手権 静岡大会▽1回戦 富士市立4-2静清(7日・焼津)

 富士市立のエース・小浜将太朗(3年)が投打に活躍。静清との実力校対決を4―2で制した。

 多彩な変化球を駆使して8回を5安打2点に抑えると、「右足がつりそうで限界でした」。それでも8回2死三塁で打席が回ると、一、二塁間を破る適時打で2点差に突き放す。この日3本目の安打に「意地でした」と笑った。

 悪夢も振り払った。冬からイップスになり制球が乱れ始めた。今春の県大会初戦(対浜松商)は6―2の9回に死球から崩れ、一挙7失点して逆転負け。気持ちを切り替えるのは難しかった。だが捕手の中山や仲間と話し合い、「夏に同じことがないように」と練習を重ねてきた。この日も6四死球と苦しんだが、「静清に勝てたのはうれしい」と声を弾ませた。

 勝利が一番の薬。次の相手、シード校の駿河総合にも「粘り強く投げます」と快投を宣言した。

(里見 祐司)

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