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【高校野球】夏の甲子園制覇から40年取手二が2年ぶりの初戦突破

スポーツ報知 / 2024年7月8日 14時6分

水海道一打線を1点に抑えた取手二・渡辺敦也(カメラ・池内 雅彦)

◆第106回全国高校野球選手権茨城大会▽1回戦 取手二3―1水海道一(8日・JCOM土浦)

 故・木内幸男監督のもと、取手二が夏の甲子園決勝で清原、桑田を擁するPL学園を破って優勝したのが、ちょうど40年前の1984年。昨年は初戦負けだった茨城の古豪が、“区切りの夏”に価値ある1勝を挙げた。

 0―0の3回裏1死一、二塁から、2番・川出颯人一塁手(3年)が先制の中前タイムリー。2死から4番・渡辺敦也投手(3年)が走者2人を返す左中間三塁打を放ち、計3点を挙げた。

 渡辺は、投げても135キロ前後の直球にスライダーを織り交ぜて水海道一の打線を封じ、1失点完投でリードを守り切った。

 1984年の優勝メンバーのひとりで、2021年から母校の指揮を執る下田和彦監督(57)は「まず、守備が成長したことが勝因。渡辺は、精神的に成長してくれた。満点のピッチングだと思います。今大会の目標はベスト8」と話した。

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