【広島】森下暢仁が窮地を救う「ここを乗り切ったら優勝に近付く」９日先発の巨人戦は自身７連勝中

９日の巨人戦に向けて調整する広島・森下暢仁（マツダスタジアムで）

　広島の森下暢仁投手が８日、マツダスタジアムで９日の本拠・巨人戦の先発に向けて調整した。チームは直近９戦で２勝７敗で２位・巨人と０ゲーム差となって迎える２連戦。「ピッチャーもそうですし、野手も踏ん張りところだと思う。ここを乗り切ったら、チームとしても優勝に近付くと思う。自分もしっかり粘り強くゼロで抑えて、チームも勝てたら」と、力を込めた。

　リーグ戦再開後は大事な６連戦初戦の“火曜の男”を任される。「残り試合（６８試合）も半分を切っている。ここからの１試合１試合が大事になってくると思う。いい位置にいるのは確か」と、攻めの気持ちでマウンドに立つ。

　巨人は直近３カードで６勝２敗と自チームとは対照的。「昨日の試合（７日のヤクルト戦）も見ましたけど、やっぱりいい打線だと思う」と警戒心を示すが、同カードの登板は２１年１０月１０日の対戦（マツダ）から１０戦負けなしの７連勝中だ。

　また、マツダでは３６イニング無失点を継続中。「記者の方たちが書かなかったら（記録は）分からなかった（笑い）。でも、勝てることに越したことはない。しっかり勝って次につなげられたら」。チームは今季マツダでの巨人戦は５勝２分けと無敗。まずは６月末の３連戦（東京Ｄ）で負け越した借りを返し、再び流れを取り戻す。