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アジア王者・保田克也がV3戦の計量クリア 「しっかり倒して勝ちたい」

スポーツ報知 / 2024年7月8日 14時39分

前日計量を一発クリアしたWBOアジアパシフィック・ライト級王者の保田克也(左)と挑戦者のプレスコ・カルコシア

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・ライト級(61・2キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・保田克也―同級3位プレスコ・カルコシア(9日、東京・後楽園ホール)

 プロボクシング「フェニックスバトル118」の前日計量が8日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、メインイベントのWBOアジアパシフィック(P)・ライト級タイトルマッチで3度目の防衛戦に臨む保田克也(大橋)はリミットから100グラム軽い61・1キロで一発クリアした。

 挑戦者の同級3位プレスコ・カルコシア(フィリピン)は600グラムアンダーの60・6キロでパスした。

 戦績は32歳の保田が13勝(8KO)1敗、28歳のカルコシアが12勝(9KO)3敗1分け。

 計量後、取材に応じた保田は「減量は汗が出やすかったこともあり順調だった。逆に食べるのを増やしたくらい。最後までしっかり動けたし、バッチリでした」と仕上がりに自信を見せた。

 保田は2023年6月、アピチェット・ペッチマネー(タイ)との王座決定戦で判定勝ちしてWBOアジアP王座を獲得。同年9月にジュン・ミンホ(韓国)に判定勝ちで初防衛に成功すると、今年1月に佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)に9回TKO勝ちしてV2を決めた。防衛を重ねることで世界ランキングにも名を連ね、現在はWBO世界9位まで上がった。「高いモチベーションで1日1日、過ごさせてもらっている。今回は内容を求められる試合になるので、しっかり倒して勝って、少しでもランキングを上げて次につなげたい」と力を込めた。5月の東京ドーム興行では、スーパーバンタム級世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のベルトを掲げて、ドームの花道を一緒に歩いて入場した。「こんな(大きな)所で試合をするんだと、メチャクチャ刺激になった」という。井上尚から声がかかったそうで「期待に応えられるように」と気を引き締めた。

 カルコシアは22年7月、元WBOアジアPフェザー級&元東洋太平洋スーパーフェザー級王者・森武蔵(志成)とノンタイトル戦で、遠い距離から強烈な右フックなどで勝機を探ったが、ダウンを奪われるなどして0―3判定負け。だが23年2月、空位だったフィリピン・スーパーフェザー級王座決定戦で判定勝ち。その後、敗戦を喫したものの同年12月の試合ではジャッジ3人がフルマークをつける判定勝ちで再起するなど、侮れない相手だ。「パンチがあって、意外に体も軟らかくて、防御感もいいと感じた。今日の印象では、しっかり絞れていたので良いコンディションではないかなと思う」と警戒した。

 勝った先には、日本人最強の称号を得るためのファイトを求めていく。「国内最強になりたい。ベルトがかかっていた方が、モチベーションが上がる」と、日本王者の三代大訓(横浜光)、東洋太平洋王者の鈴木雅弘(角海老宝石)らとの王座統一戦に夢を広げた。「そのために、今回はいい勝ち方をしないと。KOで勝って次につなげたい」と改めて強い決意を示した。

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