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【高校野球】田園調布は日体大荏原に屈するも…一時勝ち越しと14人登録で奮闘

スポーツ報知 / 2024年7月8日 16時45分

5回2死一、二塁の場面で田園調布の中堅・菅原想来が見せた好捕にスタンドも沸いた(カメラ・小口 瑞乃)

◆第106回全国高校野球選手権大会 東東京大会 ▽2回戦 田園調布 3―12 日体大荏原=7回コールド=(8日・大田スタジアム)

 田園調布は日体大荏原に3―12で敗れ、7年ぶりの初戦突破は逃した。

 コールド負けを喫したが、試合後スタンドからは大きな拍手が送られた。2回、4番・菅原想来(3年)と鈴木詩(1年)の連続安打でチャンスを広げると、敵失で先制に成功。3回には鈴木の右前適時打で一時勝ち越した。その後、逆転を許し、大量リードを作られたものの、計5安打と快音も響かせ、5回2死一、二塁の場面では、中堅手の菅原が前方への走り込みで好捕を見せるなど随所で好プレーを披露した。

 今春ベスト32の強豪・日体大荏原と比べ、都立の田園調布は部員登録が14人。単独出場すら、当たり前ではない。それでも限られた人数で「1勝」を目指した。右翼手で途中出場した吉野彰(3年)は1年時の10月までバスケ部に所属し、同11月から野球部に入部。全員に野球経験があるわけではない。終盤は足をつってしまう選手も相次いだが、全員が「とにかくチームに貢献しよう」と総力戦で力を最大限発揮した。

 この日3打数2安打1打点と活躍が光った鈴木は、「個人の結果というより、先輩たちとの夏を終わらせたくないという思いだった。格上相手だったけど、全員が持っている力を出し切れて良かった。先輩の思いも背負って、来年もまた活躍できるように頑張っていきたい」と充実の汗をぬぐい、新たなスタートを見据えていた。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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