「ＢｉＳ」初期メンバーが新宿・歌舞伎町に集結 １０年ぶり一夜限りのフリーライブ開催

１０年ぶりに集結したＢＩＳ１期メンバーの（前列左から）テンコ、プー・ルイ、ファーストサマーウイカ（後列左から）ヒラノノゾミ、カミヤサキ、古正寺恵巳

　２０１４年に解散した６人組アイドルグループ「ＢｉＳ」１期メンバーが８日、東京・新宿区の歌舞伎町で一夜限りの復活フリーライブを開催した。

　１０年ぶりに破天荒なアイドルが帰ってきた。屋外に特設されたステージに６人が姿を見せると、ファンは両手を挙げながら大きな歓声で迎え入れた。アイドル衣装に身を包んだファーストサマーウイカは「今日という日を１年前から楽しみにしていました」と満面の笑み。当時リーダーだったプー・ルイは「１０年ぶりのお祭りみたいな感じなので、最後まで楽しんでいってください」と声を張り上げた。

　ＢｉＳは１０年に”異端児“アイドルグループとして結成。ケツバット会、ビンタ会、ハグ会、罵倒（ばとう）会など奇抜なイベントで話題を集め、ちょうど１０年前の１４年７月８日に横浜アリーナでの公演をもって解散していた。

　ＭＣでは解散後の活動についてトーク。バラエティー番組やドラマなどテレビでの活躍が目覚ましいウイカは「このＢｉＳを背負って行けるところまで行きたいなと思っています」と誓った。

　当時のグッズなどを持ち寄ったファン約３０００人が集結する中、「ＦｉＮＡＬ　ＤＡＮＣＥ」「ｎｅｒｖｅ」など全７曲を披露。したたる汗を気にすることなく、当時をほうふつさせるパフォーマンスを見せつけた。約４５分間にわたって歌舞伎町の夜に熱気を届け、プー・ルイは「１０年前は若くて青臭くてＢｉＳのことが好きって言えない時期もあったんですけど、今は好きって言えます。私たちにとってＢｉＳは誇りであり原点です」と胸を張った。