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古賀紗理那 パリで引退は3年前に決意「納得できていない。結果を残して終わりたい」負傷で不完全燃焼だった東京五輪

スポーツ報知 / 2024年7月11日 5時0分

羽田空港で取材に応じる古賀

 パリ五輪を最後に現役引退を表明したバレーボール女子日本代表主将の古賀紗理那(28)=NEC=は10日、五輪直前の合宿(フランス・ビシー)に向けた出国前の羽田空港で取材に応じ、集大成の舞台へ「目標は絶対にメダルを取る」と誓った。21年東京五輪後も支えられた夫で男子代表の西田有志(24)=大阪ブルテオン=に感謝し、バレー界初の夫婦“アベック”メダルをつかみ、有終の美を飾る。

 電撃引退表明から一夜明け、古賀の表情はすっきりしていた。競技人生最後の舞台へ「チームも私も集大成。目標は絶対にメダルを取る。それは自信を持って、胸を張って言いたい」と誓った。フランスへ飛び立つ前に公表したのは「五輪に集中したい」との思いから。全てをぶつけられる状況を、引退公表という形で整えた。

 3年前から決意を固めていた。初出場した東京五輪で右足首を負傷し、日本も25年ぶりの1次リーグ敗退。約1か月コートを離れ、引退も考えた。現在の夫・西田にも相談する中で、自分自身の思いに気づいた。「悔しい思いをした。東京で予選敗退して終わるのは、自分が納得できていない。パリまで結果を残して終わりたい」。パリ大会を最後とし、エース、主将として日本のために力を尽くすことを決めた。

 高い打点から力強く打ち抜く体幹をつけるため、1日に約500回の腹筋は当たり前。真鍋政義監督(60)が「情熱、懸けているものが違う」と驚くほどだった。パリ五輪切符が懸かったネーションズリーグでは全体2位の計272得点。ベストアウトサイドヒッターに選出される活躍で、初の銀メダルに貢献した。「努力を間近で見てきた。素直に格好いい」と西田。引退をかけ、全身全霊で取り組んできた。

 夫には「(22年に日本代表の)主将になってからもたくさん支えられた」と感謝の言葉を向けた。男子とともにメダル獲得となれば、1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの快挙だ。小学2年でバレーを始め、28歳まで夢中で取り組んだ。「この競技が好き。競技のおかげでみんなと出会えた。感謝を込めてプレーしたい」と古賀。雪辱の舞台で有終の美を飾る。(宮下 京香)

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