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「自然と結婚したいという気持ちが芽生えた」女性騎手最多164勝の藤田菜七子がJRA職員と結婚

スポーツ報知 / 2024年7月11日 5時0分

結婚を発表した藤田。さらなる活躍が期待される

 JRAなどで活躍する女性ジョッキーの第一人者、藤田菜七子騎手(26)=美浦・根本康広厩舎=が10日、結婚することを発表した。お相手はJRA職員の男性で、2023年秋頃から交際し、今月中に婚姻届を提出する予定。16年のデビューから勝利を重ねて“菜七子ブーム”で後輩女性騎手への道を開いた先駆者が、パートナーを得て新たなスタートを切る。

 来月に27歳を迎えるアイドルジョッキーが驚きのゴールインだ。菜七子は日々精力的に馬にまたがって調教をつける合間に、ひそかに愛を育んでいた。本紙の取材に対し「事実です。ありがとうございます」と結婚することを認めた。お相手はJRA職員で、昨年の秋頃から交際を開始。今月中に婚姻届を提出する予定で、登録名は「藤田」のまま現役を続行する。

 友人が次々と家庭を持ったことに感化され「自然と結婚したいという気持ちが芽生えた」という。パートナーとの共通の趣味は「ゲーム」で、「私のやりたいことを優先的に考えてくれる優しい方です。明るい笑顔の絶えない家庭を築いていけたら」と未来を描いた。

 以前テレビに出演した際には「願望はあります」と結婚へ前向きな気持ちを明かしていた。16年、JRAでは16年ぶり7人目の女性騎手としてデビュー。19年にキャリアハイの43勝を挙げ、女性騎手初の重賞制覇を達成した。現在7人が現役として活躍するJRAの後輩女性騎手への道を開拓。ここ数年は伸び悩んでいるが、「まだジョッキーとしてもっと頑張らなきゃいけないし、成し遂げていないことがたくさんあります」と語り、女性騎手初のG1制覇をはじめ、さらなるキャリアアップを目指していく。

 自身の誕生日翌日となる8月10日には、英アスコット競馬場で世界のトップジョッキーが腕を競うシャーガーCに2度目の招待を受け、世界選抜チームの一員として手綱を執る。ハイレベルな一戦に向け「名だたるジョッキーと騎乗するのは緊張すると思いますが頑張りたい」と気合が入っている26歳。最愛のパートナーを得て、さらなる研鑽(けんさん)を続ける。

 藤田菜七子(ふじた・ななこ)

 ◆デビュー9年目 1997年8月9日。26歳。A型。獅子座。茨城県出身。16年3月5日にデビューし、同年4月10日に初勝利(福島9R=サニーデイズ)。

 ◆女性騎手の記録ラッシュ 17年に年間最多勝(11勝)、18年に通算最多勝(34勝)を更新。19年フェブラリーSで初のG1騎乗(コパノキッキング5着)。同12月に初の重賞制覇(カペラS=コパノキッキング1着)。20年4月25日に初のJRA通算100勝。通算164勝は歴代トップ。

 ◆“菜七子ルール” JRAは19年3月、男性騎手と一緒だった女性騎手の負担重量を変更。重賞など特別競走とハンデ戦を除く一般レースで最大4キロ減、通算101勝以上を挙げ見習いを卒業しても恒久的に2キロ減で騎乗できるようになった。

 ◆JRA所属の女性騎手 現役は藤田、永島まなみ、古川奈穂、今村聖奈、小林美駒、河原田菜々、大江原比呂の7人。増沢(旧姓・牧原)由貴子、西原玲奈、細江純子、田村真来、押田純子、板倉真由子の6人は引退している。地方競馬は現在12人(うち、ばんえい2人)。名古屋所属の宮下瞳騎手は、国内の女性騎手で歴代最多の1241勝。

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