DeNA・東克樹が球団56年ぶり開幕8連勝、“ミスター完投”に並ぶハマスタ11連勝で3位浮上
スポーツ報知 / 2024年7月11日 5時30分
◆JERA セ・リーグ DeNA3―0中日(10日・横浜)
勝利のためにDeNA・東克樹投手(28)が腕を振った。一発で同点に追いつかれる9回2死一、三塁。プロ最多124球目、石橋に投じたのは得意のスライダーだった。内角低めに制球し、空振り三振に斬ると、マウンド上でくるりと回り、左拳を握った。
「きょうは珍しく緊張していたけど、最後は本塁打だけは避けようと心の余裕を持ちながら投げることができた」と声を弾ませた。
9回被安打7、8奪三振で今季2度目の完封。球団では10連勝した1968年の島田源太郎以来2人目となる開幕8連勝だ。23年5月18日広島戦からの横浜スタジアムでの連勝も11に伸ばし、84~90年の斎藤雅樹(巨人)に並んだ。「スライダーがすごい投手。僕もスライダー投手なので」と“ミスター完投”と言われた右腕に並び胸を張った。
「横浜スターナイト」の2戦目は中10日で、左胸には「横濱」、背中は「東克樹」の漢字表記の特別ユニホーム。ベンチ内には青いバラが並べられた。「正直この9連戦がリーグの順位、ベイスターズの順位を大きく分けると思っていた」と、強気の投球を貫いた。
22年に開幕投手を任されながらわずか1勝に終わった。その年のオフ、奮起を促す意味で、小谷正勝コーチングアドバイザーから「期待を裏切った男」と、名指しされ「まさにその通り。絶対に見返すという強い気持ちになれた」。23年シーズンは16勝(3敗)で最多勝&最高勝率のタイトルを獲得。今季もチームをけん引する。
三浦監督も「安心して見ていられた」と賛辞を贈った。チームは2連勝で首位・巨人に0・5差で3位浮上。上位3チームが0・5差以内の大混戦だ。26年ぶりのリーグ制覇に向けエースが白星を積み重ねる。(宮田 和紀)
記録メモ
東(D)は今季2度目の完封で開幕8連勝を飾った。球団の開幕から8連勝以上は、10連勝した68年の島田源太郎以来2人目。また、東は23年5月18日の広島戦から横浜スタジアムで11連勝。同球場では84年8月19日から90年5月9日まで11連勝した斎藤雅樹(巨)に並ぶ最多連勝となった。
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