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古賀紗理那「目標は絶対にメダルを取る」パリ五輪で有終の美へ 大会前に引退表明

スポーツ報知 / 2024年7月10日 21時14分

出国前に取材に応じる古賀紗理那

 バレーボール女子日本代表主将の古賀紗理那(NEC)は10日、パリ五輪事前合宿(フランス)への出国前の羽田空港で取材に応じた。9日にパリ五輪を最後に現役引退すると表明したエースは「目標は絶対にメダルを取る。それは自信を持って、胸を張って言いたい。集大成なので、パリでハイパフォーマンスを出せるようにしたい」と最後の舞台に懸ける思いを語った。事前合宿地からそのままパリに入る。

 最後の舞台に出発する前日に引退を電撃表明。古賀は「しっかり発表して、パリオリンピックに集中したいというのが一番にありました」と明かした。真鍋政義監督にも5日ほど前に直接伝え、「じゃあ最後にパリで頑張ろうね」と声をかけてもらった。

 3年前には決意していた。主軸として初出場した21年東京五輪では初戦のケニア戦で右足首を負傷。チームも1勝4敗で25年ぶりに決勝トーナメント進出を逃した。懸けてきた舞台で力を出し切れず「本当に悔しい思いをした」。大会後は引退も考えた。だが、男子代表の夫・西田有志(大阪ブルテオン)に何度も話を聞いてもらう中で「東京で予選敗退して終わるのも自分が納得できていなかった」。自身の気持ちにも気づき、パリを最後に決め、再出発を切った。

 そこからはパリへ全てを懸けてきた。真鍋監督が「情熱、懸けているものが違う」と変化に驚くほど、血のにじむ努力を積み重ねてきた。五輪切符を懸けたネーションズリーグ(NL、6月閉幕)では、計272得点を挙げて、ベストアウトサイドヒッターを受賞。得点源としてけん引し、コート上では声をからしてチームを鼓舞。日本の6大会連続の五輪出場とNLで初の銀メダル獲得の原動力となった。

 小学2年でバレーボールを始め、28歳で引退を決断。「最後」と決めたパリ五輪で全ての思いを体現する。五輪の初戦は日本時間28日午後8時から難敵・ポーランドに挑む。「私はこの競技が本当に好きなので。この競技のおかげで皆さんと、チームのみんなと出会えたし、感謝の気持ちを込めてプレーしたい」と古賀。雪辱の舞台で有終の美を飾る。

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