結婚の藤田菜七子、女性騎手の第一人者として自覚芽生えた 今では美浦トレセンにできた後輩をサポート

藤田菜七子騎手

　ＪＲＡなどで活躍する女性ジョッキーの第一人者、藤田菜七子騎手（２６）＝美浦・根本康広厩舎＝が１０日、結婚することを発表した。お相手はＪＲＡ職員の男性で、２０２３年秋頃から交際し、今月中に婚姻届を提出する予定。１６年のデビューから勝利を重ねて“菜七子ブーム”で後輩女性騎手への道を開いた先駆者が、パートナーを得て新たなスタートを切る。

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　菜七子を担当させてもらって約２年がたつ。私が競馬記者として美浦トレセンに立った時は、ＪＲＡ唯一の女性騎手として注目を一身に集める存在だった。それが今は美浦にも小林美、大江原比と２人の後輩ができた。特に昨年のデビュー前の小林美には「かわいい後輩だと思います」と本人から質問を受けるたびに先輩としてアドバイス。しっかりサポートする姿は女性騎手の第一人者としての自覚も芽生えている。

　率直な印象は真面目のひと言。ここ数年は乗り鞍に恵まれないことも多いが「一頭一頭と向き合い」と普段からよく口にするように丁寧に調教をつける姿は今も変わらない。新たなパートナーともしっかりと向き合い、幸せな家庭を築いていくはずだ。（中央競馬担当・石行　佑介）